校正について教えてください

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1名無しさん
あの、
校正の仕事頼まれました。
担当になったばかりで何の資格もないので
知識ゼロなんです。
今やっている仕事はとある学術雑誌の校正なんですが、
ものすごく沢山送りがなの間違いがあるんです。
起る、輝やく、終る、新らしい...etc

こういうのって著者にも告げずにパッパと直しちゃっていいもの
なんでしょうか。ちなみに明後日までに責了出さないと
いけないんです。著者はどっか行っちゃって連絡とれません。
一応参考にしているのは『朝日新聞の用語の手引』です。

済みませんが教えてください。お手柔らかに・・・
今から帰宅します。宜しくお願いします。
もしよろしければプロとしての心構えとかも教えてくださると
助かるのですが
2あなたの仕事は編集?:2000/07/19(水) 23:07
>>こういうのって著者にも告げずにパッパと直しちゃっていいもの
  なんでしょうか。

よく意味わからないよ、
どういう行程で雑誌が作られているのか、背景がわからないので、
これでは答えようがない。
どこの段階の文字校正を1さんが担当しているの?
普通だったら著者が校正すればいい所
何で1さんが校正する必要があるのか、
その意味を考えてみれば答えはわかると思う。
著者って、ただのライターさんの事?
責了って1さんはどこの段階の事をさしてるの
どちらにしても、仕事はじめの段階で、そういう手順は
確認してるハズでしょう。

ちなみに校正については、別に資格はいらんと思うが本ぐらい読もうぜ。
校正記号は知ってるよね……
例えば
(1)新らしい
「ら」の所に一本線or二本線入れて「トルツメ」と書き加える
(2)終る
「終」と「る」の間に「〈わ」と書き加える
意味わかった?
3名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 23:45
そういうことは、編集の人と相談して下さい。
出版社や、同じ出版社内でも、
発行物のカテゴリーや、著者の意志によって、
校正のありかたは、変わってきます。
下手したら、基本的な日本語に反することも、
著者から、提示されることも、ある。

でも、少なくとも、校正記号の書き方は、
知識として、持っててね。
2の人は、実に、いいこと、ゆってるよ。
4名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 23:50
でも、「学術雑誌」だったら、
たんに、著者の、間違いと思ってもいいかも。
昔の人は、昔のカナづかいするからね。
結局、最終的には、本人の校正があるだろから、
辞書ひいて、思う通りに、いってまえ、いってまえ!
5n_n;:2000/07/20(木) 01:07
責了????
責了ッて、普通は、これが最終校正で、
この修正の責任は校正者ってことでなおしてね、
次は製版だよって…段階の事をさすよね????

違ったっけ?

状況がよくわからない・・・。
61@名無しさん:2000/07/20(木) 09:15
皆様お答えありがとうございます。
>どういう行程で雑誌が作られているのか、背景がわからないので
一応、うちでは2校まで著者にすべて校正を任せています。
で3校で細かいところを事務方がやることになっています。
私の職場は文系の研究所なのですが、研究者と事務局で構成されて
います。私はそこの事務員です。
当所で発行している学術雑誌の中身はほとんどが論文です。
研究員の先生方が学術雑誌のテーマを決め、それに類する
論文を数人でいくつか掲載します。
今回も例に漏れず、論文を校正しています。

>どこの段階の文字校正を1さんが担当しているの?
>普通だったら著者が校正すればいい所
>何で1さんが校正する必要があるのか、
>その意味を考えてみれば答えはわかる
私に仕事を任された時は3校まで終わってました。
前任の編集者はほとんど記事を読まずに印刷所に丸投げ
してたみたいです。
第3校で著者が「責了」と赤入れて渡してきたので、そのまま
前任者は印刷所に回したようです。
この時点から私が担当になりました。職場に移動があったから
です。
数日後、ご丁寧にも青焼きを印刷所が見せてくれて
もう一度見てもらえますよと言って来たので、早速読み始めた
ところ送り仮名違いが沢山発見されたのです。
で、今回の問題はこの送り仮名遣いを著者に言わずに直せるのか
どうなのかということです。でも解決しそうです。次へ
71@名無しさん:2000/07/20(木) 09:16
>そういうことは、編集の人と相談して下さい。
そっか。ありがとうございます。雑誌を企画・編集する担当
の先生に聞けばよかったんですね。

>発行物のカテゴリーや、著者の意志によって、
>校正のありかたは、変わってきます。
うむむ。難しいですね。まだこの辺がよくわかってない
かもしれません。

>下手したら、基本的な日本語に反することも、
>著者から、提示されることも、ある。
「著者独自の日本語の使い方を尊重しなければ
いけないこともある」ということでしょうか?

>少なくとも、校正記号の書き方は、
>知識として、持っててね
わかりました。いま手元に、日本印刷学会出版部発行
の『編集校正便覧』というのがあります。
ここに詳しく書いてありましたので、これをたよりに
勉強します。

81@名無しさん:2000/07/20(木) 09:16
>たんに、著者の、間違いと思ってもいいかも。
>昔の人は、昔のカナづかいするからね。
そうなんですよ。この辺の見極めがとても厄介です。
今扱っているものが明治大正時代の文学に関するもの
なので、著者も書いているうちに昔のカナづかいがうつって
きてるのかもしれません。また、引用が多いから
ワケわかんなくなりそうです。

>責了ッて、普通は、これが最終校正で、
>この修正の責任は校正者ってことでなおしてね、
>次は製版だよって…段階の事をさすよね????
そうですね。失礼いたしました。今私がしていることは
責了が終わって青焼きを見ていると言った方が正確ですね。
でも、普通は青焼きなんか校正したりしないもん
なんですよね。どうして渡してくれちゃうんだろう。
そのまま見なければ済んだのに。。。トホホ
9名無しさん@1周年:2000/07/20(木) 09:37
うん、青焼きで、校正って、
悲しすぎる、よね(;;)。。。
でも、あるんよね。
世の中、間違ってるうー。
がんばってねえー(;;)>1
102です:2000/07/20(木) 10:19
>第3校で著者が「責了」と赤入れて渡してきたので、そのまま
前任者は印刷所に回したようです。

ん〜著者から「責了」もらってるんだから普通だと思うけど。

>この時点から私が担当になりました。職場に移動があったからです。

↑ここが、そもそも、おかしいんだよ。
著者から「責了」もらってるのに、文字校正しろって事なの?
極端な事を言えば、「字、間違ってんじゃないの?」と思っても
著者から「責了」もらった後はいじらないって事は鉄則?でしょう。
状況にもよるけど、少なくとも青焼きを焼いた段階ではもう
文字校は基本的にはしません。
校正の意味を勘違いしているのでは?校正って文字校正以外にもあるよ。
             ↓
>数日後、ご丁寧にも青焼きを印刷所が見せてくれて
もう一度見てもらえますよと言って来たの

青焼きという事は、これは、文字校正という意味ではなくて、
文字かけなどの、印字が不明な箇所がないか、チェックしてくれって事じゃないの?
普通、青焼きの校正とは↑いう事指すと思うけど…

いずれにしても、次回から、本格的に1さんは3校の担当になるのならば、
次回から、送りがなの間違いを著者に確認すればよいのではないでしょうか。

学術ものの場合、一般人からすると「間違ってんじゃないの?」と思うことも
それでOKなんて事もあるから、いずれにしても著者と確認する事が必要だね。
112です:2000/07/20(木) 10:31
追加補足、
ゆえに「青焼きの校正」というのも、存在します。
それは、上に書いたことです。文字校正とは意味が違います。
121@名無しさん:2000/07/20(木) 10:46

大変参考になるレスありがとうございます。

>著者から「責了」もらった後はいじらないって事は鉄則?でしょう。
そうですね。この辺の線引きが私の中であいまいだったようです。
この業界の常識みたいなものを知らなかったので、確認できて
安心しました。知り合いほとんどいないもんで。

> 青焼きという事は、これは、文字校正という意味ではなくて、
>文字かけなどの、印字が不明な箇所がないか、
>チェックしてくれって事じゃないの?
おそらく、印刷屋さんもそういうつもりで渡してくれたのかも
しれません。今更何十個もの文字校入れたら困っちゃういますよね。
また、著者が完成本見たとき、ここはわざと送り仮名を違えたん
だと指摘されるよりも、「責了」を証拠にそのままにした方が
よいのかもしれません。
次回からは3校で厳重にチェックします。今回はそのままに
してみます。

>校正の意味を勘違いしているのでは?校正って文字校正以外にもあるよ。
こういった校正の概括的なものを学ぶにはどのような書籍がよいの
でしょうか。何か良書を教えていただけるとありがたいのですが。
Webページでも結構です。
131@名無しさん:2000/07/20(木) 10:52
ごめんなさい。sage書き込みしちゃいました↑
他の板行ってた時、書いたものを単に消し忘れただけです。
気にしないでください。
14通りすがりの生産管理:2000/07/20(木) 11:04
>1
 こんにちは。
この「責了」の用語の使い方は違います。

 青焼きは、文字校正をするために作るものです。

 この質問での問題点は、原稿用紙の段階で日本語表記を訂正する必要がある と
いうことです。
151@名無しさん:2000/07/20(木) 11:16
12さんの
> 青焼きという事は、これは、文字校正という意味ではなくて、

14さんの
>青焼きは、文字校正をするために作るものです。

どっちなんでしょうか???
ちょとすみません急用で出かけます。夜また見ます。
16ttt:2000/07/20(木) 11:59
まずは、
クリエイターのための印刷ガイドブック1基礎編 玄光社 をお勧めします
17n_n;:2000/07/20(木) 14:29
>14
>青焼きは、文字校正をするために作るものです。

それは正気でいってますか?
もし、正気なら
印刷の青焼きと、設計のジアゾコピーを勘違いしていませんか?
(青焼きは出力したフイルムの
 確認のためにつくられるものだよ?)

「青焼きは、文字校正をするために作るもの」
だったら、三校までする意味はなくなるぞ。

>1
>著者から「責了」
ってことは、
私だったら著者が入れてきた赤だけなおせばイイって事と
判断して後はそのまま次にまわすよ
追記
今回のばあいは、
はっきりした漢字間違いならならなおすけど、
送り仮名ていどなら
年代によってそれぞれ正しいと思っているのが
違っている事が多いから、そのままにしておくのが基本
特に作者本人が「責了」だというのならね。
18n_n;:2000/07/20(木) 14:41
思い出しちゃったアナログ時代の出来事=愚痴

色校責了後
見開きページを1ページにと
レイアウトの変更を指示してきたやつがいた
当然のことながらページ組も変更。
あげつにそいつはどうせだからと赤もいっぱい書いてきた
刷り見本に……。
で、「責了」での赤なんだから追加は無しと、のたまいやがった。

ぢごくへおちろ・・・・・
191@名無しさん:2000/07/20(木) 21:29
なんか、この板には盛り上がってるスレッドがあるようですから、
お邪魔しないようこっそり書きんこしておきます。

えっと。まず、仕事の進み具合ですが、何とか全て読み終えました。
目真っ赤です。
今回の問題となった「送り仮名違い」は完全に一切を無視することに
決定。
しかし、人間間違いはあるもので、他にも明らかに誤植か未校正と
思しきものをいくつか発見しました。
例えば、「講演をを行った」とかです。ばっさり赤入れておきました。

>>16さん
お勧めの本を早速購入して勉強してみます。ありがとうござい
ました。

>>17.18さん
やはり大変な修羅場を潜り抜けてきたんですね。これから
私もそういうことを体験しなきゃならないんでしょうか。
やはり、先人の苦労話は心構えを持つためにとても役に立ちます。
ありがとうございました。

この板初めてきましたけど、業界の方だらけなんでしょうか。
あまりよく読んでませんが、ちらちらこれからもROMしに参ります。
ちなみに私は普段PC関連の板におります(名無しですけど)
みなさん、ご相談に乗っていただきましてまことにありがとうございました。
202です:2000/07/22(土) 00:41
もう、終結してしまっていると思いますが。
昨日これなかった間に、話が進んでいたようなので、
念のため追記します。

そもそも、今回の場合「責了」ではなく、
著者本人からOKが取れているので、ただの「校了」です。
「責了」とは、
「もう、確認しないけど、言われたとおりに直してから
出力・印刷してね、そしたらOKです」ってことを指します。
また、印刷屋さんなどが
「もう、印刷が間に合わなくなるので、こちらの責了で
最後、直します」というふうに使う場合も多いです。
著者、本人から校正のOKもらった場合には使いません。

最後に、もう一度書きます。
「青焼きは」文字校正するための物ではありません。
21名無しさん@1周年:2000/07/22(土) 01:06
>20さん
あと、色校も、文字直すために出すんじゃないっすね。
どうもそのあたりカンタンに考えるお客さん多いな〜
222です:2000/07/22(土) 02:05
>21さん
20です
確かに「色校」も本来は文字直すためのものではないですが、
「色校」をどの段階にいれるかによって多少状況が違ってきますね。
「文字校正」が終わったら「色校」という段取りの場合には
当然、「文字に赤いれるな〜!」ってなりますが、
短納期の物などは「色校兼文字校」という場合もあります。
でも、おそらく20さんの言ってる「色校」は本来の色校の
場合でしょうから、いわゆる、かんべんしてくれよ状態ですよね。

いずれにしても、初めの段階でクライアントと
段取りについて、しっかりとした打ち合わせが大事ですよね。
↑それでも、面の皮の厚いお客も多いけど…
23名無しさん@1周年
 「終る」とかは、まだ送りがなとしては「許容」の範囲なんじゃないかな・・・
統一されてれば。学術雑誌だと違うのかな。(勉強中の者です)