韓国LGディスプレー、米アップルに5年間液晶パネルを供給
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=109937&servcode=300§code=330
LGディスプレーは12日、米アップルに5年間にわたり液晶パネルを長期供給すると明らかにした。
これは最近サンフランシスコで開かれたマックワールドの期間中にLGディスプレーの
権暎寿(クォン・ヨンス)社長と、アップルのティム・コック最高執行責任者(COO)が会い合意したもの。
LGディスプレーは公示を通じ、「5年間にわたりアップルに液晶パネルを供給し、
アップルは先受け金として5億ドルを今月中に支払う予定」と明らかにした。
また「安定的な需要確保と大規模外貨資金の流入で、世界の景気低迷の中でも一段階跳躍できる契機を設けた」と説明した。
アップルは今後、ノートパソコンなどに使われる液晶パネルをLGディスプレーから
優先調達することになる。これによりアップル製品のうちLGディスプレーのパネルが
占める割合は昨年第3四半期の50%から70%以上に拡大する見通しだ。
LGディスプレーは今後、携帯電話用パネル、フレキシブル液晶パネル、タッチスクリーン、
有機発光ダイオード(OLED)のような高付加価値ディスプレーを多様に供給することについても
話し合う予定だ。今回の総取引規模や具体的な契約内容は明らかにしなかった。
今回の契約で同社の先行き見通しは改善した。未来アセット証券のイ・ハクム研究員は、
「数億ドルの現金を確保する上、アップルと多様に協力する足がかりを築いた」と肯定的に評価した。
ただ供給過剰により価格が暴落した時点で長期契約を結んだことは、
当面は工場の稼働率を高めることはできるが、今後市況が改善した場合には負担になりかねないとの指摘も出ている。