杉田印刷で働いている女性について語ろう

このエントリーをはてなブックマークに追加
9氏名トルツメ
★知事選告示の群馬、公選法規定で自民以外は政治活動できず

 知事選が5日告示された群馬県で、公職選挙法の規定によって参院選が公示される12日まで、
知事選に公認候補を出している自民党以外の政党が政治活動をできない事態になっている。

 参院選の日程が当初の見込みよりも1週間ずれ、単独で知事選が行われたためで、
参院選に公認候補擁立を予定している自民党以外の陣営からは「1週間、まともな活動ができない」
とぼやく声も漏れている。
 選挙運動と紛らわしい政治活動を規制するため、公選法は201条の9で、知事・市長選の期間中、
政党の場合、公認候補を出した政党(確認団体)以外は、その都道府県や市での広報宣伝カーの使用や
街頭演説などを禁じている。
 通常、ある程度日程が予想できる参院選では、知事選などを同日選にするケースが多く、
実際にこの規定が適用されることは少ない。しかし、今回の群馬県知事選の場合、
現職の任期満了が27日に迫っていたことから、知事選を単独で行わざるを得なくなった。

 このため、参院選群馬選挙区(改選定数1)には自民、国民新、共産の3党の公認候補予定者がいるが、
街頭演説やビラ配りを行うことができるのは知事選で唯一、公認候補を擁立している自民党だけ。
国民新党、共産党は参院選の公示まで街頭での政治活動が一切できないことになった。

 国民新党公認の福田晃治氏(民主党推薦)は5日に街頭演説を予定していたが、知事選告示日と重なったため、
党本部からの連絡で直前になって予定をキャンセル。共産党公認の酒井宏明氏も参院選をにらんで、
演説原稿を書くなどして過ごすという。

 これに対し、現職の山本一太氏は6日から遊説活動を展開しており、
福田陣営は「法律とはいえ、不公平だ」と釈然としない様子だ。