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74氏名トルツメ
<クラスター爆弾>不発弾、タリバンがテロに利用 アフガン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000015-mai-int

 【カブール栗田慎一】アフガニスタンの旧支配勢力タリバンが、旧ソ連や米軍がまき、不発弾となったクラスター
爆弾から爆薬を抜き取り、再利用して、仕掛け爆弾などによるテロに利用していることがわかった。アフガン内務省が
毎日新聞に明らかにした。クラスター爆弾の不発弾は、市民に被害を与えているだけでなく、紛争拡大も招いている
実情が判明した。

 内務省によると、テロ事件で未然に逮捕したイスラム過激派タリバンなどに所属する数百人の容疑者を調べたところ、
所持していた爆弾の爆薬や信管をクラスター爆弾などの不発弾から入手したことを認める例が相次いだ。爆薬の分析を
行うと、クラスター爆弾などに込められたものと成分が一致したという。

 関係者によると、不発弾の再利用は、旧ソ連軍のアフガン侵攻(79年)を機に、ゲリラ戦で抵抗したイスラム戦士
(ムジャヒディン)が始めた。主に信管の壊れた不発弾から爆薬を抜き取る技術が開発されたという。ただ、作業中に
爆死するケースも相次いだ。

 タリバンはこの技術を受け継ぎ、不発弾を路上の仕掛け爆弾などに再利用している。また、逮捕者の中には、
アフガン人だけでなく、パキスタン、アラブ人も含まれており、「再利用」の技術がアフガンの外へも広がっている
可能性もある。

 クラスター爆弾は、旧ソ連軍がまいたほか、国連によると、01〜02年に米軍が子爆弾で約25万個を西部
ヘラートや南部カンダハルを中心に投下。米軍などの調べでは、うち38%が不発弾として残った。クラスター爆弾の
不発弾が原因と国連が確定した市民の死傷者数は07年4月末現在で219人にのぼる。

 タリバンなどによるとみられる仕掛け爆弾や自爆テロによる被害は05年ごろから南部で急増。近年はカブールで
市民を巻き込む自爆テロが増え、6月17日には警察官が乗ったバスが自爆されて約35人が死亡、居合わせた
日本人も負傷した。