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氏名トルツメ:
柏木印刷の営業権取得
米子の東京印刷 社員全員を再雇用
東京印刷(米子市両三柳、杉原弘一郎社長)は30日、柏木印刷
(松江市国屋町、柏木秀雄社長)と営業譲渡契約を交わした。
柏木印刷の設備や従業員、営業権などを引き継ぎ、松江市や
周辺地域での営業を強化する。
民間信用調査会社などによると、柏木印刷は1977年に設立。
島根県庁や松江市など官公需要をメーンに、松江市を中心に
事業を展開。2000年6月期には約3億8千万円を売り上げた。
しかし市町村合併による自治体数の減少や行政コストの削減、
インターネットの普及などで印刷需要が低下。近年は売上高が
約2億円に落ち込んでいた。
東京印刷は約1ヶ月前から、柏木印刷の主力取引金融機関など
から支援要請を受けていた。
東京印刷は、柏木印刷の土地や建物、設備、営業権を譲り受け、
柏木印刷の正社員4人全員を再雇用する方針。9月6日に営業を
引き継ぎ、当面は、東京印刷松江支社(松江市浜乃木5丁目)が
柏木印刷の事業を継承する。
杉原社長は「印刷業の市場は縮小し、競争は激しくなっているが、
柏木印刷の持つ取引実績を生かし、松江市内を中心に営業拡大を
図りたい」と話した。
2006年8月31日(木)山陰中央新報