宅録/DTM用 モニタースピーカー スレッド 23■

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24名無しサンプリング@48kHz
部屋が狭いから、小さなスピーカーで十分、ヘッドホンで十分、という人もいますが、
小さなスピーカーでは、常にクオリティーの高いミックスをすることは不可能です。
たまたまばっちりハマることもありますが、それはあくまでたまたまです。
たくさんの曲をミックスして、大きなスピーカーで聞いてみるとわかりますが、
かなり出来にばらつきが生じます。それはなぜでしょうか?

小さなスピーカーは周波数レンジを広く取るために、筐体やネットワーク回路などに
様々な工夫がされていますが、その分ダイナミックレンジを犠牲にしているものが多いです。

ぱっと聴いたときには、一見、大きなスピーカーとそれほど変わらないか、それ以上の良い音に聴こえるのに
サウンドの奥行き・立体感・臨場感が、大きなスピーカーに比べて物足りないのは、ダイナミックレンジが狭いからです。
ダイナミックレンジは周波数レンジ以上にミックスには重要なのです。

ダイナミックレンジが狭い小型スピーカーで、各トラックの音量を調整しようとしても、
トラック間の音量差が、大きなスピーカーと比べるとわかりにくいです。
小さなスピーカーではばっちり調整してミックスしたつもりが、
もっと良い大きなスピーカーで聴くとあまりバランスが良くなかったりするのはそのためです。

たとえば、大きなスピーカーでは、たとえば2つのトラックのレベルが、
両方とも同じレベルで無いと気持ちよく聞こえないとします。
しかし、小さなスピーカーで同じものをミックスすると、
片方が35%で片方が50%でも大丈夫なように聴こえてしまいます。
ダイナミックレンジが狭いので、うまく聴こえてしまう範囲が広すぎるのです。

さらには、ヘッドホンは、小型スピーカーよりさらに、ダイナミックレンジは狭いです。
各パートの音量バランスを調整したりする用途には絶対に向いていません。

常にクオリティーの高いミックスをしたいのでしたら、
普段の作業用は小さなものでかまいませんが、ミックス用に、
最低でもウーファー16cmかそれ以上のサイズのスピーカーを1組用意しましょう。
25名無しサンプリング@48kHz:2009/01/08(木) 17:42:19 ID:eO7BqW0l
だけど小さいスピーカーでも耳あたりが良いのと、
初心者とかはある程度の価格&大きさの音を知らない&必要性を理解してないから
小さいヘッドフォンとスピーカーでもいっかってなっちゃうんだよね
耳が育ってない→SPの必要性がわからない→小さいSPでいいや→耳が育たない
の悪循環な気がする
あと、部屋が狭いからってだけではなく、大きな音を出せないとかスペース上置けない
とかって人も多いからまぁなんとも言えん。
↑の文はヘッドフォンスレとかにも張ってみるとためになる気がする。