PPG Waveterm, WAVE 2.2/2.3, EVUクローン

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1名無しサンプリング@48kHz
PPG Waveterm, WAVE 2.2/2.3, EVU および そのクローンに関するスレ

関連サイト
Waveterm  http://www.waveterm.com/index.shtml
WaveSimD  http://www.hermannseib.com/english/synths/ppg/wavesim.htm
2名無しサンプリング@48kHz:2007/03/07(水) 07:39:42 ID:mpw0snoV
3名無しサンプリング@48kHz:2007/03/07(水) 07:40:25 ID:mpw0snoV
WAVETERM Cの歴史 [ http://www.waveterm.com/history.shtml ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
80年代前半、Wolfgang Palm(PPGオーナ、チーフ・デザイナー)は
パワフルな音響開発システムの構築を念頭に Waveterm と Waveterm B を発表した。
当時のWavetermは、ラックマウント・ケースに入った非常に大きなコンピュータだった。
それは、PPG Wave2.3 (または2.2)といったキーボードに接続し、
新しい音を作成したり既存の音を編集する事を意図していた。
今となってはサウンド編集など当たり前、多数の編集パッケージが入手可能になっているが、
Wavetermの特徴は、サンプル編集だけでなく、フーリエ変換を駆使した処理が可能な点にある。
ユーザはサイン波を元に複雑な波形を合成し、それをWaveformsに追加して、
PPG Waveforms音源固有の波形切替による音色変化で利用できる。(←意訳)

90年代前半、一つのプロジェクトがBasementスタジオのDave Forwardによって開始された。
Wavetermと同等な機能を、PC上に構築するプロジェクトである。
その成果が、ステレオWaveformsと、マウスで描いた波形のフーリエ変換機能である。
ハーモニクス追加も簡単になった。煩雑なキーボード入力ではなく、簡単なマウス操作で済む。
その他の大きな利点としてポータビリティ(可搬性)が挙げられる。新しいソフトウェアは、
重くかさ張るWavetermハードではなく、軽くて持ち運びの容易なラップトップ上で動作するようになった。
・・・結局フルバージョンのソフトウェアこそ完成しなかったものの、
メインのフーリエ・ページは完了し、とにもかくにもダウンロードが可能になった。
これがDOS版Waveterm-C Demoである。[ http://www.basement-studio.co.uk/ppg.htm ]

1998年、Dave Forwardは一つの決断をした。
このソフトウェアを完成させるには誰かの助けが必要である、と。
そして1999〜2000年に、Paul Maddox, Herumann Seibが
Dave Forwardの元に力を結集した。。。
4名無しサンプリング@48kHz:2007/03/07(水) 07:40:59 ID:mpw0snoV
WAVETERM Cの現状
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【基本コンセプト】 Wavetermに慣れ親しんでいるものの、Wavetermをスタジオ外に持ち出したくない人々のために、
Waveterm A と Waveterm B のエミュレータを提供すること。
また、オリジナル・システムを拡張するための、拡張機能ホストの追加が計画されている。(訳注:なんのこっちゃ)

この基本コンセプトに加えて、GUIを持つ新しいフロントエンド (Waveterm Cモード)が提供されている。
このGUIは、古いシステムを使った事がなく、ウィンドウズ標準のポイント&クリック・システムを快適と感じる人々
のために提供されている。
ハードウェア・インタフェースは今や、PCとシリアルポート接続する外部拡張ボックスとなり、
あまり有名ではないPPG BUSへのコネクションを提供している。
(訳注:Ver1はシリアルポート接続のみだが、Ver4でUSBが追加されてMAC/PCへの接続が可能となった)
5名無しサンプリング@48kHz:2007/03/07(水) 07:41:35 ID:mpw0snoV
WAVETERM Cのハードウェア
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【Version 1】 このシステムは比較的よく動作したのだが、使用中のパッチと基本パラメータしか転送できない
事が判明した。つまり、大量のデータ、サンプル、パッチダンプは送受信不可能である。
        [ http://www.waveterm.com/images/wtc_serial.jpg ]
        [ http://www.waveterm.com/images/wtc_ppg.jpg ]

【Version 4】 2つの古いバージョン (2, 3)が短期間存在したが、いくつかの問題を抱えていた。
そして現在、我々はこのハードウェアの最終バージョンにあたる Version 4に到達した。
Version4には、多くの特筆すべき特長がある。
・表面実装部品の採用:基板がよりコンパクトになった
・USB搭載:        MAC/PCへの接続が可能
・大容量RAM搭載:   サンプルデータやパッチダンプといった大量データ送受信が可能
・2基目のPPG BUS追加可能(オプション)
               1台のWaveterm Cに、Wave×4台、EVU×4台、PRK×2台を接続して制御可能
        [ http://www.waveterm.com/images/wtc_pcb_pop.jpg ]
6名無しサンプリング@48kHz:2007/03/07(水) 07:42:12 ID:mpw0snoV
WAVETERM Cソフトウェア
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
下記の写真をご覧になれば判るように、本ソフトウェアはオリジナルWavetermを踏襲しています。
機能的にも視覚的にも、可能な限りオリジナルWavetermに近づけるよう努力しているので、
オリジナルWavetermに慣れた人なら、すぐに簡単に使いこなせる事でしょう。
また第3のモード (Cモード)では、Windowsのルック&フィールを好む人々のために
よりGUI的なインタフェースを提供しています。

 Page3: Transient Sound Tool [ http://www.waveterm.com/images/WTC_page3.gif ]
 Page5: Create A PlayCommand [ http://www.waveterm.com/images/WTC_page5.gif ]
 Page0: Display Wave/Env Parameter Set [ http://www.waveterm.com/images/WTC_display.gif ]
 WavetermA Page0: Communication Management [ http://www.waveterm.com/images/WTC_Amode_page0.gif ]
 WavetermB Page0: Communication Display [ http://www.waveterm.com/images/WTC_Bmode_page0.gif ]
 ※更に多くのスクリーンショットが、Galleryページ [ http://www.waveterm.com/gallery.shtml ] にあります。
7名無しサンプリング@48kHz:2007/03/07(水) 07:42:50 ID:mpw0snoV
WAVETERM Cソフトウェア
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【現在の機能】
現在の機能 (ソフトウェア・バージョン 2.00.0052)
"*"のついた項目は、Waveterm A、Waveterm Bには存在しない追加機能です。

・ トランジェント・サウンド送信: Waveterm A/Bライブラリから Wave 2.2/2.3/EVU へ
・ .WAVファイル送信:       Wave 2.2/2.3/EVU
・ パッチダンプのストア/ロード: Wave 2.2/2.3/EVU
・ Wavetableの作成/送信:    Wave 2.2/2.3/EVU
・ ページ機能:           Page 0, Page 1, Page 2, Page 3 (3.01, 3.02は90%)、Page9
* スクリーン色選択 (グリーン・モニターに飽きた人のために)
* de-rez機能 (サンプル/テーブルをLoFiにする)
* シリアル/USBインタフェース
* クロスフェード・ルーピング
* MIDI → PPG BUS 変換機能 (MIDI未搭載 Wave/EVU用)
* PPG BUS → MIDI 変換機能 (PRKでMIDI機材を制御)
* PRKイベントは、Page0だけでなく全てのページで有効 (Waveterm Aでは不可能)
* イベント・マトリックス。任意の機材から、別の任意の機材へと、イベントを自由に割り当てられる。
* Wave Simulator デモバージョン (PPG Wave 2.2/2.3/EVU シミュレータ)

※ いくつかのページ上の機能には、実際には動作しないものがあります。
  例えば、Page9のフォーマット・ディスク等。
8名無しサンプリング@48kHz:2007/03/07(水) 07:43:23 ID:mpw0snoV
WAVETERM Cソフトウェア
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【将来】

現在のシステムのメイン・コアを100%実装し終えて、安定したら、
次にやりたい実装が山のようにある。例えばこんな ;-

・ 2nd PPG BUSオプション: 最大 Wave×4台、EVU×4台、PRK×2台、HDU×2台を制御可能にする
・ Wave エミュレーション: Wavetermハードウェアから、WavetermCソフトウェアへサンプルデータを送信し、
                PC上に保存可能にする
・ 同時複数データ転送: 現状では同時一台のハードにしかデータ転送できない。
                二台以上のハードに同時転送可能にする
・ パッチ・アレンジャー/転送: 現状ではバンク単位でしか転送できない。
                パッチ単位で転送/アレンジ可能にする
9名無しサンプリング@48kHz:2007/03/07(水) 07:44:00 ID:mpw0snoV
WAVETERM C ギャラリー [ http://www.waveterm.com/gallery.shtml ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
下記は、実際に運用中のWAVETERM Cの写真と、その説明です。

【ハードウェア】
 Waveterm C, Version 4 プリント基板 [ http://www.waveterm.com/images/wtc_pcb_pop.jpg ]
 ラックマウントされたWaveterm C, Waveterm A, EVU [ http://www.waveterm.com/images/wtc_rack.gif ]
 ラックマウントされたWaveterm C, Waveterm B, EVU/HDU/Expander [ http://www.waveterm.com/images/wtcinrack700.jpg ]

【ソフトウェア】
 WavetermA Page0 [ http://www.waveterm.com/images/WTC_Amode_page0.gif ]
 WavetermB Page0 [ http://www.waveterm.com/images/WTC_Bmode_page0.gif ]
 WavetermB Page2.02 wavetable表示 [ http://www.waveterm.com/images/page202.gif ]
 WavetermB Page3  windows 'ding' [ http://www.waveterm.com/images/WTC_page3.gif ]
 WavetermB Page5 [ http://www.waveterm.com/images/WTC_page5.gif ]
 WavetermA ファイル・オープン [ http://www.waveterm.com/images/helpfiles.gif ]
 WavetermB ファイル・オープン [ http://www.waveterm.com/images/page900find.gif ]
 ファイル・オープン [ http://www.waveterm.com/images/wtc_open.gif ]
10名無しサンプリング@48kHz:2007/03/07(水) 07:45:32 ID:pjJHozr0
WAVETERM C ギャラリー [ http://www.waveterm.com/gallery.shtml ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 メニュー表示 [ http://www.waveterm.com/images/page_nav.gif ]
 フローティング・キーボード [ http://www.waveterm.com/images/float_keyboard.gif ]
 De-res機能 (LoFiダイアログ) [ http://www.waveterm.com/images/deres.gif ]
 クロスフェード・ループ機能 [ http://www.waveterm.com/images/crossfade_loop.gif ]
 ライン録音 (最小レイアウト) [ http://www.waveterm.com/images/page300r.gif ]
 WAVE Simulator Demo version [ http://www.waveterm.com/images/wavesimd.gif ]
 オーディオデバイス・ダイアログ (XPスタイル) [ http://www.waveterm.com/images/wavedlgluna.gif ]
 オーディオデバイス・ダイアログ (Blueスタイル) [ http://www.waveterm.com/images/wavedlgblue.gif ]
11 :2007/03/07(水) 07:46:29 ID:pjJHozr0



12 :2007/03/07(水) 07:47:00 ID:pjJHozr0
PPG Wave 2.2/2.3/EVU Simulator [ http://www.hermannseib.com/english/synths/ppg/wavesim.htm ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私(Hermann Seib)は Paul Maddoxと一緒に、
PPG Wavetermを現代風にしたハードウェア/ソフトウェアのコンビネーション---WavetermC を開発した。
開発がいつ完了するのか、それはまだ見当もつかない・・・
他のプロジェクト、例えばVSTHostの開発に結構な時間を費やしてるし。

それに、現在の平均的なコンピュータの能力は、シンセサイザー全体を比較的簡単にシミュレート
できるほどに強力になったし。ちょっとの違いはあるけど、大抵はPCの中でできちゃう。
そう。それこそまさに私がやった事なんだ。

スタンドアローンを元にしたデモ・バージョンは、Waveterm Cデモの一部としてここに置いてある。
[ http://www.waveterm.com/wavesim.shtml ] このデモ・バージョンはWTC32 Demoバージョンと
組み合わせて使えるように特別な細工がしてある。これはPPG Waveを完全にエミュレートするんだ;
つまり、このシミュレーションはモトローラMC6809プロセッサのシミュレーションをはじめとして、
オリジナルPPGソフトウェアを実行するのに必要な、実用上全ての周辺チップのシミュレーションを
含んでいるんだ。
そういうやり方。

WaveSimDはほとんど100% オリジナルPPG Waveとコンパチなんだ。
実際このシミュレーションはとっても正確なんで、こっちに置いてあるオリジナルPPG Wave用のOS
V8.3 Update [ http://members.aon.at/virtual-music/zonen_e/e_products_ppg.htm ] も
フルバージョンのWaveSim上で開発したほどなんだ。

音響的には、まだオリジナルと全く同じとは言えないけど、とにかくすごく近づいている;
とっても良い印象を感じる事ができるくらいそっくりにね、
例えば、Wavetableを鳴らすと、フルバージョンのWavetermC経由でホンモノのPPG Wave2.3
に送って鳴らしたのと同じように聞こえる。
13 :2007/03/07(水) 07:47:55 ID:pjJHozr0
PPG Wave 2.2/2.3/EVU Simulator [ http://www.hermannseib.com/english/synths/ppg/wavesim.htm ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
WaveSimDはデモバージョンです。フルバージョンには存在しない下記の制限があります。

・ MIDIなし: WaveSimDは、WTC32Demoと組み合わせてデモを実行するだけの目的のものです。
        なのでMIDIは付いていません。
        フルバージョンには完全なMIDIインタフェースが付いてきて、それぞれのノブや外部入力
        (例えばプログラム・スイッチ)をMIDI CCメッセージ経由でリモートコントロールできます。
・ Wave 2.3 V6 固定:
        フルバージョンでは、Wave 2.2 V3/V4/V6/V8, 2.3 V6/V8, EVU V2/V3/V4 を切替選択できます。
・ 長期メモリーなし: デモバージョンは、常にファクトリー・セッティングで起動します。
        フルバージョンでは、前回起動時の各モードの設定内容が記憶されます。
・ コントロール系の省略:
        フルバージョンでは、オリジナルWaveを超えた操作が可能です。
        例えば、フィルターのon/offとか、2オクターブ以上のチューニングレンジとか。

・・・とにもかくにもデモバージョンは WavetermC (デモまたはフル) と組み合わせて完璧に動くってことで。
14 :2007/03/07(水) 07:48:35 ID:pjJHozr0
PPG Wave 2.2/2.3/EVU Simulator [ http://www.hermannseib.com/english/synths/ppg/wavesim.htm ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
VSTバージョン

上にも書いたように、私はVST分野のプログラムも開発している (VSTHost とその弟 SAVIHost)。
だからスタンドアローン版と同時並行で、VST版のWaveSimも開発した。
このVST版はVSTホストの上で動作する。VSTホストってのは例えば、おっきなシーケンサ・パッケージとか、
SAVIHostみたいなVSTスタンドアローン化ツールとか、TobybearのMinihostとか。
VST版はまだ完全な機能を持つに至っていない(デバッグパートはまだ欠落している)し、
スタンドアローン版で簡単にいじくる事ができるパラメータが、パラメータ・オートメーション経由でしか
いじれなかったりする。でも、大抵はすんごく良く動くんだ。

ただ一応書いとくけど、シミュレーションはホント可能な限り正確に動くんだ。
例えばベロシティ無しのMIDIキーボードを使った場合でも、
PPGスタイルのアフタータッチをマウスのドラッグ操作で再現できるんだ。
ユーザインタフェース上の全てのノブとキーはオートメーション・パラメータとして実装してあるんで、
ノブの動きや、現在の音色プログラムへの変更も、記録したり再生したりできるんだ。

VST版には二種類ある。単なるWave 2.2 V6 シミュレーションと、
Wave 2.2/2.3/EVUをシミュレーションできるフル機能パッケージだ。
(後者には、カスタムOS EPROMイメージをロードすることもできる)
15 :2007/03/07(水) 07:49:29 ID:pjJHozr0
PPG Wave 2.2/2.3/EVU Simulator [ http://www.hermannseib.com/english/synths/ppg/wavesim.htm ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Wave 2.2 V6 シミュレーション (VST版)

Wave 2.2 V6 シミュレーションは、フリー入手可能です。
PayPalで、タイトルにWaveSimって書いて、ドネーションを[email protected] 宛に送ってくれたら
ナイスなんだけどな(ぽりぽり)。まぁ気が向いたらってことでいーや。

ダウンロード:
 カレントバージョン( .zipファイル, 336K): http://www.hermannseib.com/programs/vstwsimd.zip
 いくつかのサウンドバンク( .zipファイル, 31K): http://www.hermannseib.com/programs/wave23bk.zip
  (↑以下のファイルを直接変換したもの http://members.aon.at/virtual-music/zonen_e/e_products_ppg.htm#v8%20sounds )

機能:
・ 8ボイス、シングルティンバー、ステレオ出力
・ MIDI (MIDIなしじゃVSTiとして機能しないっつーの)
・ OS: PPG Wave 2.2 V6
・ ファクトリー・サウンドセット (ぼそ。たいていいんしょーがうすいんだ)
・ プログラム(切替)、サスティーン、トリガー 信号はパラメータ・オートメーション経由で操作可能

あ、あと新着情報もあるよ (hehe... 1985年の新着情報だけど :-)
オリジナルWave2.2の ドイツ語マニュアルはここ http://www.hermannseib.com/english/synths/ppg/docs.htm
英語版もあるけど、とっても初期のバージョンなんだ。自分の記憶によれば、
たしか Paul's PPG CD-ROMに もっと最近のバージョンがあるはず http://ppg.synth.net/cdrom.shtml
V8.3 SysExファイル、Waldorf PPG Wave 2.Vサウンドバンク、Wave 2.2 V6サウンドバンクの
相互変換コンバータはここ http://www.hermannseib.com/english/synths/ppg/msysex.htm#2.V
16 :2007/03/07(水) 07:50:02 ID:pjJHozr0
PPG Wave 2.2/2.3/EVU Simulator [ http://www.hermannseib.com/english/synths/ppg/wavesim.htm ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Wave 2.2, 2.3, EVU シミュレーション (VST版)

こっちのバージョンはまだ完全には終わっていない。
特にEVUシミュレーションがちょっとまだ不完全 (つかまだちっちゃな奇妙なバグが残ってて、
それを見つけるのがとっても困難で、僕の頭がナッツになっちゃうんだ)。

そして完成の暁には、適切な価格をつけて売るつもりでいる。
これはアートと愛情の結晶であり、
シンセサイザの歴史の断片を保存しようとする試みであって、
現在の芸術的ソフトウェアシンセ(w と競争するのが目的ではない、
だから僕は、それら芸術ソフトと同じような値段をつけるつもりはない。

Wave 2.2 V6シミュレーションからの追加機能:
・ Wave 2.3、EVUのエミュレーション
・ 8ボイス、シングル/マルチ・ティンバー (シミュレート機器に依存)
・ ステレオ出力/シングルボイス出力
・ 複数のOSバージョンへの対応/添付 (Wave 2.2 V3, V4, V4.5, V6, V8; Wave 2.3 V6, V8; EVU V2, V3, V4)
・ 他のOSバージョンのEPROMイメージのロード
・ Waveterm Cとの連携。トランジェント・サウンド、ユーザ定義Wavetable等、Wavetermハードで可能な事を全て。
・ MIDI経由の完全なリモートコントロール
・ フィルター個別の2オクターブ以上の調整機能
・ フィルターおよびサウンドジェネレーション (OK, 自他共に認めるとおり、あれは大抵全然役立たないんだ :-)
  機能のon/off

たぶん間もなく入手可能になる予定。
リリース準備ができたら、ここに更新情報を書くね。
(場合によっては、さっさとリリースするように僕を説得してね・・・たぶん簡単じゃないけど :-)
僕の余暇プロジェクトが大抵そうであるように、
リリース時期を確定するのはホント難しいよなぁ
17 :2007/03/07(水) 07:51:18 ID:pjJHozr0




18PPG WAVE System V8.3 Upgradeについて:2007/03/08(木) 00:32:15 ID:t5BlP+iK
PPG WAVE System Upgradeについて [ http://www.teknobo.com/sb/log/articles/eid4.html ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 80年代の中頃に数年間だけ製造されたドイツのPPG WAVEシリーズは
当時はまだ新しい技術だったデジタル方式の音源を搭載したアナログとの
ハイブリッド・タイプのシンセサイザーでした。当時は200万円以上もする高
級機だったこともあって、製造された台数もトータルで1000台ちょっと少量
で、そのオペレーティング・システムも非常に手作り感のあるものでした。
 メーカーの倒産後もPPG WAVEシリーズにはいくつかのバグに悩まされ
続けましたが、オーナーはもはやその手の問題とは仲良く付き合っていくし
かないものと諦めていたものです。
 ところがPPGの倒産から20年近くの年月を経た今、ここにきてそのオペレ
ーティング・システムをバージョンアップさせようと言うプロジェクトが始まっ
ています。ドイツのHermann Seib氏の書いた新しいオペレーティング・シス
テムはウィーンに拠点を置くVirtual Musicから発売されており、これまでの
バグの修正はもとより、これまでになかった新機能の追加もおこなわれて
います。

 従来のPPG WAVEシリーズの最終ROMバージョンはv6.0でしたが、現在
Virtual Musicから発売されているものはv8.3。MIDIを搭載したWAVE2.2用、
WAVE2.3用、EVU用のものがあります。最近これの2.3用のものを買ってみ
ましたのでちょっとレポートしてみます。

 日本からの購入には申込書をファックスする必要がありましたが、クレジ
ットカードも使えるので問題なく取引ができました(オンラインではできない
らしく、それがやや面倒くさい)。ファックスのあと受け付けたというメールが
届いて、申込みから1週間ほどするとB5くらいのクッション封筒が送られて
きました。中に入っていたのがROM4個と薄いマニュアル1冊のみ。ROMも
外国らしく、ほぼむき出しに近い状態で入っていました。これでマニュアル
どおりにROMを差し替えればオペレーティング・システムがニュー・バージョ
ンにアップグレードされるというわけです。
19PPG WAVE System V8.3 Upgradeについて:2007/03/08(木) 00:33:28 ID:t5BlP+iK
まずこのv8.3と従来のv6.0との違いについてご紹介します。

●Wavetable 13のバグの修正
 PPGのウェーブテーブルの13番のうち、2つの波形が壊れていたという
あってはならないようなバグが修正されました。WaveにMIDIを搭載する際
にそのコードで上書きされてしまっていたことが理由らしいですが、コード
を最適化することによって全体の容量を小さくし、問題を修正するための
スペースを作ったようです。

●Wave2.3のアッパーウェーブの初期化の問題を修正
 Waveシリーズではひとつの音に対してひとつのウェーブテーブルしか使
えないのをどうにかしようと、「アッパーウェーブ」と呼ばれるウェーブテーブ
ル領域を用意していました。ところがこのアッパーウェーブは電源を単純に
入れただけだと変な音が出るだけでまったく使い物にならなかったのです。
ROMのアップグレードなしにこの問題を解決するには、まずウェーブテーブ
ルの30番を選んでから実際のプログラムをロードする必要がありましたが、
この初期化の問題を修正しました。

●Wave 2.3を2.2モードで使った際のアルペジエイターの問題を修正
 2.3はディスプレイの"2.3"という数字の"3"にカーソルを合わせて2をタイプ
すると2.2モードに切り替わりますが、この際にアルペジエイターを使うとでた
らめな音が出ていた問題を修正しました。

●フットスイッチでプログラムを切り替える際に0から77までを順に切り替えるよう変更

●シーケンサーのパラメーターTIMCOR:0で1/64ノートにクオンタイズされるように変更

●アルペジエイターSEQM:25がマニュアル通りに動作するように修正
20PPG WAVE System V8.3 Upgradeについて:2007/03/08(木) 00:34:01 ID:t5BlP+iK
●MIDIシステムエクスルーシヴの送信に対応
 これによって内部のプログラムをMIDI SysExではき出させることが可能に
なりました。カセット・インターフェイスの設定において、CASS 6でSend All Data、
CASS 7でSend All Program Data、CASS 8でSend All DRS Dataができます。
 またPPG BusをMIDI経由でエミュレーション可能になったことで、現在開発を
進められているWaveterm CやSoundDiverなどのアプリケーションとの接続に
よってウェーブテーブルの書き換えがMIDI経由でできることも現実に近づいて
きました(MIDIインプリメンテーション・チャートが付いていますので
あとはプログラム次第です)。

●MIDI受信のプロセス・スピードが向上
 これはすごいことです。これまでMIDIを使うとなんだかノリが変わると感じて
いた人には朗報です。プログラムを最適化することで実現しました。

●モジュレーション・ホイールの位置が数値でディスプレイに表示されるようになった
 これまでモジュレーション・ホイールの位置はプログラムと一緒に保存されて
いましたが、どの辺に位置しているのかをあとで数値で確認する方法はありま
せんでした。v8.3ではディスプレイの空きスペースに数値でリアルタイムで表示
されるようになりました。これがつくことで我が家ののWave2.3はモジュレーショ
ン・ホイールを上げても数値のMAXまで出し切っていなかったことが発覚しまし
た(これはいずれ直さなくては!)。

●電源を立ちあげたときにオペレーティング・システムのバージョンとシリアル番号を表示
 1つ1つにシリアル番号をふっているみたいです。

ざっとマニュアルに紹介されている主な変更点を列挙してみましたが、僕もまだ
全ての機能を試していないので詳細はこのくらいにしておきます。
21PPG WAVE System V8.3 Upgradeについて:2007/03/08(木) 00:35:13 ID:t5BlP+iK
 さてインストールですが、これはPPGのパネルをあけて、中から基盤を取りだし、
ROM抜きの工具でROMをソケットからはずし、新しいROMに差し替えるという
作業をやります。抜かなければいけないROMは4つですが、これにほかのROM
が隣接していてROM抜き工具のツメの先が入る隙間がなく、なかなか苦労しま
した。工具の先の引っかけるツメ部分の長さはメーカーによってまちまちですが、
PPGにはなるだけ短いものを選ぶべきだと思います。ちなみにうちにあるのは
ツメが3mmで、これだと工具を全開にしてツメの片側だけを斜めからROMの
隙間に潜り込ませないと入りませんでした。

 送料含めても1万円しないくらいでお手持ちのWaveがこんなによくなるなら
買わなきゃ損!って感じです。みなさんもぜひトライしてみてください。
ROM交換にはリスクがつきものですがおすすめします。

Virtual Music: http://members.aon.at/virtual-music/e_index.htm
22 :2007/03/08(木) 00:36:23 ID:t5BlP+iK




23名無しサンプリング@48kHz:2007/03/08(木) 10:34:20 ID:8c2yY/Q0
で、これはオススメって事なの?
それともまだ発展途上?

入れてみるかな
24関心空間 キーワード:2007/03/08(木) 12:29:30 ID:j+iBQgZl
PPG WaveTerm C

イギリスはバーミンガムで作られている
WaveTerm互換のUSBインターフェースとPC用エミュレーター。やってくれたぜ。

WaveTermとはPPG社のヴィンテージシンセWave 2.xの
ウェーブテーブルを編集したり、サンプリングを行ったりする為の外部ターミナル。
8インチ(!)フロッピーディスクを記憶媒体としたWaveTermと
後期に5.25"フロッピーディスクドライブに変更されたWaveTerm Bがある。
このソフトウェアはこのWaveTermをPC上でエミューレートして
PPG Wave 2.2もしくはPPG Wave 2.3の編集を行うものである。
PPG Wave 2.2/2.3オーナーには必須アイテムとなるであろう。

(大)問題はMac OS X版がない!頼むから作ってくれー 
そうじゃなかったらソースくれたら移植するぞー

http://www.waveterm.com/
浅倉大介『Neo Age Circuit』NACK5 2006/9/21 24:00〜25:00

・続いても、9月のテーマ『アナタのコレクション』のコーナー。
 リスナーからのお便りをいくつか紹介した後、身内ネタ。
 スタッフの“Tさん”、この番組の“Sさん”のお話しがありました。
 大ちゃんは特に何もないので、ビンテージ・シンセがコレクションになるようです。
 私には、どのような物かわかりませんが、
 PPG WaveのWaveTermを入手できてない事を悔やんでますよ。
モーヲタが小室哲哉、浅倉大介のことを語るとスゴイ [ http://ooo.2ch.net/morningcoffee/kako/1023/10232/1023202323.html ]

35 名前: ビー玉のお京◆VgSXwE.s 投稿日: 02/06/05 02:21 ID:???
    ちなみに、SPEED WAYの頃とTMネットワークのデモ曲をEpicに送った頃の機材は
    E-mu Drumulator、KORG POLY6、Pearl Polysenser
    Roland SH1000、Jupiter-8、Jupiter-6、TR-808、MC-4
    です。
    いまじゃダンス系では外せないTR-808も古い機材なんれすよ。
    ちなみにTKのSPEED WAY参加は1980年です。TM結成が83年。
    だれーもつかってなかったんだけどね。。。

38 名前: ビー玉のお京◆VgSXwE.s 投稿日: 02/06/05 02:39 ID:???
    デビュー頃のメイン機材は
    Oberheim OB-8、Oberheim Xpander XP-1
    Waldorf PPG WAVE2.2、WaveTerm、Roland Jupiter-6
    Sequential Circuits Prophet600、SIMMONS DRUMS、YAMAHA DX7
    です。
    デビュー曲の金曜日のライオンのゾウの鳴き声のとこなんかは
    Waldorf WaveTermをつかってサンプリングしてたそうです。
27PPG 340/380:2007/03/09(金) 01:22:39 ID:iDl7GfmO
PPG 340/380 [ http://www.teknobo.com/gallery/ppg_340-380.html ]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↓ヘンリーこと340/380と一緒に写真に映るトーマス・ドルビー。おそらく1981年頃。
 インターネットで検索してもこのシンセサイザーの写真はろくなものが出てきませんが、
 彼のプロモ用写真でこんなにはっきりと映っているものがありました。
[ http://tbn0.google.com/images?q=tbn:vttnVFcDvrUyOM:http://www.teknobo.com/img/ppg/henry.jpg ]

 初期の PPG は いくつかの モジュール型シンセサイザー を製作した後、
コンピューターを導入した本格的なデジタル・シンセサイザーの開発にかかります。
1980年前後といえばまだデジタル方式のシンセサイザーは殆ど開発されていません
でしたが、340/380はまさにそんな中で誕生した製品でした。
 もともと タンジェリン・ドリームの ステージの照明を コントロールするための
シーケンス信号を はき出させるために開発したコンピューター をベースに、
ウェーブテーブルのはしりとなるデジタル音源ユニットを搭載して製品化されたもので、
ごく少数(おそらく数台)のみ生産されたようです。
ユーザーは 殆ど知られていませんが、 タンジェリン・ドリーム 以外で
この製品を使っていたので有名なのはやはりトーマス・ドルビーでしょう。
当時無名だった彼がどうやってこのマシーンを入手したのかは不明ですが、
彼はそれまで「カメラ・クラブ」というバンドでキーボードを弾いていて、
その主であるブルース・ウーリーはあのバグルスが歌って大ヒットした
「ラジオスターの悲劇(Video Killed The Radio Star)」の作曲家として有名です。
その関係でバグルスのトレバー・ホーンとも交流があり、入手した経緯には
そのへんの人脈が関わっていたのではないかと思います。

28PPG 340/380:2007/03/09(金) 01:23:20 ID:iDl7GfmO
 機能については詳細は知られていませんが、
インターネットなどで調べたところによりますと、
現在でも中古で入手できるWAVE 2.2などと仕様的には似ているようです。
ただユニットはコンピューター(VDU)にプロセッサー、ジェネレーター、
イベント・ジェネレーター、そしてタッチセンス付き鍵盤という構成になっています。
エンベロープにASDRとARタイプがあるところやバンクがA/Bに分かれている点など、
WAVEシリーズとの共通点も多いのですが、
最大の違いは音作りに関するフィジカルなコントローラーがなく、全てディスプレイ
に数字や文字を入力することによってサウンド・メイキングを行わなければならないことと
アナログ・フィルターが入っていないことです。
トーマス・ドルビーはさらに内蔵のシーケンス・ユニット(380)が出すトリガー信号
をプログラムすることでシモンズSDS-5のモジュールを発音させていました。

この340/380を使った彼のサウンドは彼のファーストアルバムである『光と物体
(Wireless)』に収録されています。中でも収録曲"Windpower"のベース音で特徴的な
340/380のサウンドが聞けます(WAVEとは違うけれども明らかにウェーブテーブルの音)。
なお、このアルバムには矢野顕子さんや現ミュート・レコーズのオーナーのダニエル・ミ
ラー氏も参加しています。本当にすばらしい完成度の高いアルバムです。

トーマス・ドルビーが「ヘンリー」というあだ名で呼んでいた340/380は彼の初期のサウ
ンドにはなくてはならない楽器だったわけですが、1984年にエレベーターから落下する事
故に見舞われてしまい、残念ながら彼がそのサウンドを奏でることは二度とできなくなっ
てしまいました。
29名無しサンプリング@48kHz:2007/03/09(金) 07:59:29 ID:wsK3Ybn4
PPGは元々MINI MOOG用のディジタルオシレ−タなんかを
作ってたんだろ?んで、WAVEのユーザーで有名なのは
トーマスドルビーもそうだけど、ジ・アート・オブ・ノイズの
アン・ダドレーじゃないか?2.2のプロトのWAVE2を使っていたハズ。
当時、コレのお陰でかなり仕事が来たとか。
30名無しサンプリング@48kHz:2007/03/09(金) 08:46:07 ID:3KBhPW2D
MOONRIDERSの岡田さんも使ってた。
31名無しサンプリング@48kHz:2007/03/09(金) 09:11:41 ID:/SCkWrJX
> PPGは元々MINI MOOG用のディジタルオシレ−タなんかを作ってたんだろ?

ダウト。

> 2.2のプロトのWAVE2

ダウト。
32PPGの歴史:2007/03/10(土) 02:51:46 ID:YJuQwOii
PPGの歴史 http://www.antarcticamedia.com/ppg/history.htm
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄抄訳http://www.teknobo.com/gallery/index_ppg.html

PPG (Palm Producttions GmbH)社は
1975年にドイツ・ハンブルクで設立されました。
オルガン奏者だったウォルフガング・パームが
タンジェリン・ドリームのメンバーらと共に、
彼らのためのカスタムメイドのシンセサイザーを
開発するために立ち上げた会社だったようです。
 ModuleSynthesizer 100 http://www.antarcticamedia.com/ppg/100.htm
 ModuleSynthesizer 300 http://www.antarcticamedia.com/ppg/300.htm
 1002 http://www.antarcticamedia.com/ppg/1002.htm
 1020 http://www.antarcticamedia.com/ppg/1020.htm (1002のDCO版)

世界初のプラグラマブル・シンセサイザーPPG 1003 を発表したのち、
 Sonic Carrier 1003 http://www.antarcticamedia.com/ppg/1003.htm
1977年には早くもデジタルシンセサイザーの開発に着手します。
33PPGの歴史:2007/03/10(土) 02:52:40 ID:YJuQwOii
1980年には貧弱なパワーのマイクロコンピュータながらも
ウェーブテーブルを搭載したシンセサイザーを発表しますが、
 340/380 System http://www.antarcticamedia.com/ppg/340_380.htm
 350 Sequencer http://www.antarcticamedia.com/ppg/350.htm
 Wavecomputer 360 http://www.antarcticamedia.com/ppg/wavecomp.htm
 Wave 2.0 http://www.antarcticamedia.com/ppg/wave2.htm
1982年にその改良版とも言えるWave 2.2の発表によって
その名が世界に知られるようになりました。
 Wave 2.2 http://www.antarcticamedia.com/ppg/wave.htm
 Waveterm A http://www.antarcticamedia.com/ppg/waveterm.htm
1984年には8bitから12bitに改良した2.3を発表し、
経営も軌道に乗ったかのように見えましたが、
 Wave 2.3 http://www.antarcticamedia.com/ppg/wave.htm
 Waveterm B http://www.antarcticamedia.com/ppg/term_b.htm
1986年に発表された世界初のハードディスクレコーダーHDUの経営的失敗と
 HDU http://www.antarcticamedia.com/ppg/hdu.htm
Realizerの開発に多額の投資をしたため経営に行き詰まり、
 Realizer http://www.antarcticamedia.com/ppg/realizer.htm
1987年に倒産。

ユニークで先進的なアイデアを持っていたパーム氏は
1990年にWaldorf Electronics GmbH社を立ち上げ
(Steinberg社が資本参加していたとの情報もあり)、
microwaveなどの斬新なシンセサイザーを発表しますが、
2004年2月にまたしても倒産。

【関連資料】
PPG製品リスト http://www.antarcticamedia.com/ppg/products.htm
34名無しサンプリング@48kHz:2007/03/10(土) 10:56:01 ID:28PWllks
waldorfは復活しております

http://www.waldorfmusic.de/en/home

パーム氏の関与は不明だけど。
35名無しサンプリング@48kHz:2007/03/11(日) 06:17:15 ID:TLWy/Vol
だから何?
36PPG Realizer:2007/03/11(日) 15:41:34 ID:C903noWg
PPG Realizer   http://www.antarcticamedia.com/ppg/realizer.htm
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄抄訳 http://www.teknobo.com/gallery/ppg_realizer.html

PPGは究極の楽器「Realizer」を開発しますが、商品化する前に資金が底をついてしまい、倒産してしまいました。
 RealizerはminimoogやDX7のモデリング、デジタルミキサー、16bitハードディスクレコーダーを搭載した夢のマシンで、操作はディスプレイの周りに並んだつまみとスライダー、テンキー、ドローイングパッドで行います。
いわゆるワークステーションの先駆的発想です。
(ウォルフガング・パームは世界初のハードディスク・レコーダー「HDU」を開発したことでも有名です)。
 そういうわけで、現存するRealizerは製品になる以前のプロトタイプであり、一般に販売されたことはありません。
何台あるのかも不明ですが、おそらく2〜3台といったところではないでしょうか。(御存じの方は是非教えて下さい)

デジタル・サウンド・プロデューシング

リアライザーにはオシレーターやフィルターはありません。
サウンドは全てシグナルプロセッサーをコントロールする8つのソフトウエアによって作られ、16bit経由で44.1kHzでD/A(12bit)にコンバートされます。
リアライザーを使うことによって往年のmoogシンセサイザーからFMシンセシスまであらゆる考え得るハードウエアをシミュレートします。
そのサウンドマテリアルはスタジオ・クオリティーです。

デジタル・リアルタイム・サウンド・モジュレーション

リアライザーでソフトウエアでコントロールされた「エフェクト・プロセッシング」を使うとどんな音も16ビットクオリティで操作できます。
 エコー、ディレイ、フェイザー、コーラス、フランジャー、ハーモナイザーなど。
しかしこれは持ちうるエフェクトの可能性のほんの一部に過ぎません。
リアライザーはハードディスクに録音した、あるいは外部ソースからの音をモジュレートすることもできます。
37PPG Realizer:2007/03/11(日) 15:42:07 ID:C903noWg
デジタル・レコーディング

統合された85MBのハードディスクを搭載し、16ビットの精度で以下の長さの音が録音可能です。
・12分モノ
・6分ステレオ
・3分4トラック

44.1kHzのサンプル精度でレコーディングはMIDIシーケンサーと同期できます。4トラックまで同時再生できます。
前述のよく知られたシンセサイザーがシミュレートされており、リアライザーの真の革命をもたらします。

1. 既存のモジュールの組み合わせにより新しい音源を生み出すことができます。
 たとえばFMサウンドをソースに持ちmoogフィルターの付いたマルチ・レベルのエンヴェロープを持った新種のシンセサイザーを作ることも出来ます。
 いかなる方法でも、数学から生み出される新しい手法のサウンドプロダクションやモジュレーションが適用されます
 (たとえばハーモニック・ディストーションやウェーブ・シェイピング)

2. 殆どのディレイには反響にフィルターが使われていますが、リアライザーではフィルターの代わりにハーモナイザーを使うことも出来ます。
 つまりエコーが連続的にピッチを変化させながら減衰していきます。

3. リサンプリング機能では音の圧縮やその変調と操作を可能にします。
 音質の劣化は生じません。
38名無しサンプリング@48kHz:2007/03/11(日) 20:12:10 ID:P/l+gG2S
Wavetermで作った波形をWaveform に追加する方法がわからん
39名無しサンプリング@48kHz:2007/03/11(日) 22:27:16 ID:skv1UGtj
PAGE:1.00のHELPを参照しる。

PPG WAVE-TERM             HELP               PAGE  1.00

MAIN INSTRUNCTION AND "W" FILES
==================================

In Page 1, you are able to construct waveforms with Fourrier Synthesis and
Free Fundamental Synthesis. Before you start working on this page, please go to
"PROGSET". This prepares your WAVE 2.3 (or EVU) and makes sure that every
Waveforms you make can be playes immediately after pressing "COMPUTE".

A "W" file contains a set 94 partial waveforms (06-99) and 20 different
wavetables (00-19).  Please note, that waveforms have to be stored into the
WAVETERM B's working memory before you save the "W" file onto disk.










PRESS ANY KEY TO LEAVE HELP PAGE
40はじめてのWaveterm C:2007/03/13(火) 02:47:09 ID:IIH/ScbL
Waveterm Cの操作方法を説明する。
どこまで説明が続くやら・・・

1. WavetermCを起動
 ・実行ファイル wtc32.exe をダブルクリック
  →最初にWaveSimD (Wave2.3シミュレータ)が起動し、
    次にWavetermC (Wavetermエミュレータ)が起動する。

2.キーボード操作
 ・Wavetermキーボード(下図参照)を使って
  ページ移動、カーソル移動、数値入力、項目選択、
  ファンクション実行、等の操作をするのが基本。
 
  【キーボード配列】
  [f1][f2][f3][f4][f5][f6][f7][f8][f9][f0]
  [1].[2].[3].[4].[5].[6].[7].[8].[9].[0]

 ・ただしWavetermCはソフト・エミュレータなので、
  PC側キー入力(数字,矢印キー,ファンクションキー)や
  マウス操作(クリック,ホイール)でも同等の操作ができる。

 ・各時点で押す事ができるキーは、シャドウ表示される。
41はじめてのWaveterm C:2007/03/13(火) 02:47:59 ID:IIH/ScbL
 ・各キーに割り当てられている機能は、
  Waveterm画面最下行にファンクションキー表示される。
  - 例えばページ1〜9では、
    [f1]:[ESCAPE]キー
    [f2]:[EXECUTE]キー
    [f3]〜[f6]:カーソル移動キー([LEFT],[RIGHT],[DOWN],[UP])
    [f0]:[HELP]キー
   となる。
  - カーソルが選択項目上にある場合、
    数字キー[1]〜[5]が [ROLL-DOWN]キー
    数字キー[6]〜[0]が [ROLL-UP]キー
   となり、項目の選択ができる。(次章参照)
42はじめてのWaveterm C:2007/03/13(火) 02:48:34 ID:IIH/ScbL
3.基本操作
3-1.ページ移動
 Wavetermの各種機能はページという単位で管理されており、
 最大3桁のページ番号を指定して呼び出す事ができる。
 ・ページ0(初期画面)で[f1]キーを押すと
  →ページ1(フーリエ合成)に移動する。
 ・ページ1〜9では、[f1]→[数字]の順に押すと
  →該当するページに移動する。
 ・3桁のページ番号(例えばPage3.02)を指定する場合は、
  [f1]→[数字]→[RIGHT]→[数字][数字]の順に押す。

3-2.カーソル操作
 ・カーソルとは、Waveterm画面上の点滅する■の事で、
  Waveterm画面上の反転表示部の上を移動する。
 ・カーソルの移動には、f3〜f6に割り当てられたカーソル移動キー
  (またはPCの矢印キー、または反転表示上でマウスクリック)を使う。
 ・反転表示部は、ハードウェアのスライダーやスイッチ、ボタン等
  に相当し、以下のいずれかの役割を果たす。
    入力項目  (数値入力スライダー。数字キーで変更)
    選択項目  (選択スイッチ。   ROLL-DOWN/ROLL-UPで変更)
    コマンド項目(コマンド実行ボタン。[EXECUTE]キーで実行)
  - カーソルが入力項目上にある場合、
   数字キーがシャドウ表示され、
   数字キーを押して数値入力できる。
  - カーソルが選択項目上にある場合、
   数字キーのファンクション表示が[ROLL-UP][ROLL-DOWN]に切り替わり、
   ROLL-UP/ROLL-DOWNキー(またはマウスホイール)で項目を選択できる。
  - カーソルがコマンド項目上にある場合、
   [EXECUTE]キー(またはマウスでダブルクリック)でコマンドを実行できる。
43はじめてのWaveterm C:2007/03/13(火) 02:49:26 ID:IIH/ScbL
3-3.数値入力
 ・カーソル(点滅■)を入力項目(反転表示された数字)に移動し、
  (桁数に応じて)数字キーを(複数回)押して、数値入力ができる。
  - 例えば、ページ1〜9の画面右上には
   ページ番号"PAGE 1.00"があるので
   ここにカーソルを移動して数字キーを押せば
   ページ移動ができる。
 ・入力項目によっては、入力可能な数値範囲が制限されている
  場合がある。(例えば00〜63 等)
  このような場合、Wavetermキーのシャドウ表示を見れば、
  入力可能な数値範囲を確認できる。
44はじめてのWaveterm C:2007/03/13(火) 02:50:02 ID:IIH/ScbL
4.ヘルプ表示 (Page0以外)
 ・HELPキー(Wavetermの[f0]キー、またはPCキーのf10)を押すと、
  カーソル位置の項目のヘルプが表示される。
 ・ページ全体の概要を知りたい場合は、
  画面右上のページ番号にカーソルを移動し、ヘルプキーを押す。
45はじめてのWaveterm C:2007/03/13(火) 02:50:37 ID:IIH/ScbL
5.コマンド実行
 コマンド実行には二系統の方法がある。
 (1)Wavetermの[f1]〜[f0]キーに直接割り当てられたコマンド
   を実行する方法
  - 例えばPage 1.00には以下のコマンドがある。
    [f7]: CORRECT (waveformの更新)
    [f8]: COMPUTE (waveformをWave, EVUに送る。
            事前に一回PROGSETを実行しておく必要がある)
    [f0]: HELP  (現在のページ/項目のヘルプ表示)

 (2)カーソルをコマンド項目に移動し、EXECUTEキー(Wavetermの[f2]キー
   またはPCキーのf2、またはマウスでダブルクリック)で実行する方法
  - 例えばPage 1.00には以下のコマンド項目がある。
    PROGSET: Wave/EVUの指定BANKのセッティング状態を初期化し、
         このページの他のコマンド(COMPUTE)を受け入れ可能にする。
    PRINT:  画面ダンプの印刷
    GET/SAVE: ファイルのロード/セーブ (ROLL-DOWN/ROLL-UPで切替)
46名無しサンプリング@48kHz:2007/03/13(火) 02:51:14 ID:IIH/ScbL
----- とりあえず今夜はここまで -----
47名無しサンプリング@48kHz:2007/03/13(火) 03:01:10 ID:QdEFLKN4
まとめてWikiにしたらよりわかりやすいような。
完結したらつくろうかな。
48名無しサンプリング@48kHz:2007/03/16(金) 19:26:56 ID:Mv/YogwZ

こういう「ネット上の他人の努力はタダ」
みたいなコミュニケーション態度の奴が居るから
しらけるんだよな
49名無しサンプリング@48kHz:2007/03/16(金) 19:31:23 ID:Mv/YogwZ
いつ消えるかわかんないような
中途半端なまとめサイトを作られてもねぇ。

いま問題なのは www.teknobo.com の消滅


50名無しサンプリング@48kHz:2007/03/17(土) 18:53:55 ID:K5BPXHhY
 
51名無しサンプリング@48kHz:2007/04/09(月) 01:42:35 ID:op6IIcyp
スレ建てた人と、大量にコピペしてた人、どこ行ったん?w
52名無しサンプリング@48kHz:2007/04/09(月) 09:31:17 ID:rpPNDBBc
飽きたんだろ
53名無しサンプリング@48kHz:2007/04/16(月) 08:29:35 ID:Y/jQdQDv
余計なコメントは不要。
こういうのは、Wave2.x, Wavetermに興味のある人が読めば充分。
54名無しサンプリング@48kHz:2007/05/05(土) 03:46:56 ID:uzT2/JuO
>>49
www.proun.net に行ってみ。
55名無しサンプリング@48kHz:2007/05/06(日) 12:04:37 ID:a+pC+Qno
>>54
こんなサイトがあるんだ。
有益な情報をありがとう!
でも、ここ誤字がやたらあるなぁ(笑)
56名無しサンプリング@48khz:2007/05/09(水) 07:51:28 ID:kSd2i/Gi
57名無しサンプリング@48kHz:2007/05/09(水) 10:49:24 ID:eCQkgeT2
58名無しサンプリング@48kHz:2007/05/24(木) 23:25:43 ID:vlPKdJy7
59名無しサンプリング@48kHz:2007/05/24(木) 23:42:04 ID:vlPKdJy7
60名無しサンプリング@48kHz:2007/05/24(木) 23:53:32 ID:vlPKdJy7
61名無しサンプリング@48kHz:2007/05/24(木) 23:57:33 ID:kdbDSKOV
62名無しサンプリング@48kHz:2007/05/29(火) 23:58:02 ID:2JVEqWjs
63お前名無しだろ:2007/06/17(日) 19:55:17 ID:dLZpFrBm
>>1オリジナル地球( ̄ー ̄)ニヤリ
     ↓
  http://www.universe-s.com/img/news/2004/0520_01.jpg
64名無しサンプリング@48kHz
2.Vってどうなん?