618 :
名無しサンプリング@48kHz:2006/12/13(水) 12:56:48 ID:x4UVM1In
そこで学習システム/データベースの使い方です。
みんな言ってる事だけどコンピュータにとっては
その周波数のディップが和音の構成音なのか
倍音なのかというのはもうわかんないよなあ。しかも時間変化する・・・
まあオルガンなんかになると、その音程が鍵盤で抑えてるのか、
ドローバーの設定なのか人間が聞いてもわかんないわけだが。
(いやオルガン奏者なら分かるのか・・・?)
データベース参照型だと、楽器の特性データを持ち
それをいろんな和音の条件で合成して照らし合わせて絞っていく感じだろうか。
これじゃすげえ遅そうだし予め解析する楽器は決めうちしてやんないと
使い物にならなそうだね
しかし人間の耳ってすごいねほんと
あ、考えてみたら人間も同じことを
超高速で効率よくやってるだけなのか。>データベースを参照
全く聞いた事無い楽器の採譜は難しいしね。。。
人間の場合、必要な特徴だけを瞬時に記憶して、
それを高速で検索して引っ張り出せるわけだな。
昔、着メロ作る仕事してた時普通のJPOPの耳コピを
クラシック畑の奴に頼んだら、
もうとにかく絶対音感だけを頼りに
聞こえる周波数をひたすら拾ってるだけなもんだから
実際の演奏よりおそらく1.5倍くらいの構成音で拾ってきやがるw
ウチの会社は学会とかの情報があんまり入ってこないから正直疎い。 というか、
自分は特殊スピーカーという発音機器開発の人間なんで素人とほぼ同じような
知識しかないけど。
前にチラっと書いたけど、ピアノの場合は1鍵で鳴る弦の数が決まってるから初期設定を
きちんとすれば解析はわりと楽。 倍音や共振も多いけどアルゴリズムの開発は結構
進んでる。 なにより需要もあるし。
以前、さる研究所でティンパニーとかの打楽器の解析やってたのを見学させてもらったけど、
音の解析はほぼOK。 でも、クラシックのリズムの揺れに悩んでた。 ロックドラムとかは
譜面に起こせてた。
解析するのに一番厄介なのはバイオリン等のボウを使用する楽器。 次がギターかな。
バイオリンだけで言ってもフラジオレットとかピチカートとかスルタスト(だっけか?)
とかの奏法の解析をいちいち開発するのって大変そう。 スパニッシュギターみたいな
パーカッシブな演奏もあるし、膨大すぎてたぶんまだ誰も手を付けてないんじゃないか?
要するに、演奏テクニックによって出音に幅がある場合、それを譜面に起こすことが
非常に困難。 前後の音のつながりから演奏方法を探ったりとか。
結局、デジタルデータとして分解処理したソースを微分解析する方向でのアルゴリズムを
開発する方向で検討するしかないわけで。
622 :
名無しサンプリング@48kHz:2007/01/22(月) 19:53:56 ID:ZyXjmaWc
楽器ごとに音を分離する技術はないですか。
例えば一つの曲をドラムとギターの音にそれぞれ分離できないでしょうか。
サンプリングしたい音があっても、周りにまとわりついている音が邪魔なので、取り除きたいです。
人が曲を聴く時に、脳内で、楽器ごとに音を聞き分けられるのだから、音の分離もできそうな気がします。
位相を反転させる方法は知っています。
1つの波形にミックスされたものをなんで分離したいとか考えるんだろーね。
できるワケねーだろ。自分で作るかネタ買えや
624 :
名無しサンプリング@48kHz:2007/01/22(月) 20:24:25 ID:ZyXjmaWc
一つの波形にミックスされていても、脳内では音を分離できる。
想像力さえあれば、ある曲から一部の楽器の音だけを抜き出して、脳内で再生できる。
脳内で再生できるのだから、そのシステムを利用すれば、脳外で分離する技術も可能だと考える。
実現が極めて困難な事を脳内で勝手に妄想するのも、
これまた一つの自由だぁ♪
聞こえた合成波形を各パートに分離できるのは
それまでに蓄積された「これはラッパの音だ」と言う経験値に基づくものだけど
ラッパと言うのがどういう楽器でどういう音なのか聴いた事がなければ判断できないね
そこで経験値となるデータベースがあらかじめ必要で
さらにそれと照らし合わせて選定する能力が必要だけど
これがくせものだと思うよ
例えばラッパといっても色々ある、どこからどこまでがラッパとして許容範囲に入るのか
それを判断する技術の方が難しいだろうな
DTM音源のラッパも電子音として認識されれば、すでにラッパではないという事になってしまう
でもラッパの特徴が確認されるからラッパにする!とか
そういうファジーな部分は電子回路はもっとも不得意とする分野だからな
最近になってやっと保安分野で簡単な原理の人物認識システムなんかができだしたくらいだから
合成波の音色別の分解なんて今世紀中にできるかどうか。
627 :
622:2007/01/24(水) 22:45:30 ID:1I0dXVoK
分離できる理由は既に聞いた事のある楽器だから、ではないと思う。分離できる理由は各パートの、
音量エンベローブと発音タイミングの、違いによるものだと思う。
様々な倍音構成とエンベローブを生み出す事ができるシンセサイザーによる音楽の場合でも、
人は音楽を各パート別に認識できる。人がシンセサイザー音楽でも、
各パートに分離する事ができる現象は、経験値が意味を持たない事を示していると思う。
フォルマント認識を時間軸に沿って解析する技術を使えば
簡単にできるよ。
技術の追求は素晴らしいが、mixされた音声の分離ってどんな用途があるのか。
聞き取れないとかサンプルしたいとか、今すぐ思いつくのは大抵ロクでもない。
楽譜買う方がずっと早い気がする…
630 :
デカマラ課長:2007/01/25(木) 08:03:33 ID:PMmRrRsK BE:119456633-2BP(111)
雑踏の中で録音された物から声紋をとるとか
>>627 人間の耳でも分離できない。カラオケ職人は、聴こえない音を経験で埋めてる。
>>628 そんな単純なことはとっくに色んな人が試してる。
フォルマントの変化をウェーブレットとして解析する、って方法が比較的マシな結果になるが、
音色ってのは一定じゃない。できるわけない。
>>630 それはムリだ。雑踏には規則性のない色んな声が混じっている。
熱力学でも勉強したら?
分離したいだけのパート数分コピーを作って
削り出していく方法が今のところ一番確実。
633 :
デカマラ課長:2007/01/25(木) 19:35:26 ID:PMmRrRsK BE:265458645-2BP(111)
無理かどうかなんてオレは知ったこっちゃないがな
用途がどうとかいう話だったから
音高が一定でかつ音色が一定のものなら分離はデータベースとの照合で分離する事は
簡単にできるかもしれないが、一曲を通してとなるとそういう原理では無理そうだな
音程が変わる中でこれが同じパートだと判断し続けなければならないし、
音色もレゾナンスが変化したり、残響などもあいまって、同じ音色がコンスタントに検出できるとは思えない。
厄介なのは、楽曲と言うのは時空連続帯だというところ。
636 :
名無しサンプリング@48kHz:2007/02/22(木) 00:47:54 ID:XR5Ik5O/
今日のワールドビジネスサテライトで京大が開発したとかいう音楽プレーヤーがあったんだけど誰か詳細知ってる人いる?
2MIXの音源からドラムパートだけ抜き出してリズムパターンを好きなように変えたり、ドラムの音量だけ自由に上げたり下げたり消せたりするとかいうやつ。
最後に京大のおっさんが
「次はドラムだけじゃなくギターやピアノも自由に変えられるものを開発します!」
とか自信満々にいってたんだけどほんまにそんなんできると思う?
パターン認識とか駆使してもピアノやギターまで個別に認識して抜き出したり自由に変えられるのは普通に考えたらできるわけないと思うんだけど…。
本当にできるならボーカルだけ抜くのも簡単にできるようになるから嬉しいことだけど、音響研究としては眉唾ものだなぁ。
京大の音響研究ってそんなすごいのか?
サイコチェーンを使えば問題ない!!
>>636 それ見たいな
だれかyoutubeあたりにうpして
結局、ドラムだけを消すわけではなく、ドラム帯域を消すだけなんだな。
抜き差しより、ドラムパターンだけを正確にデータ化できる部分のほうが意味がありそう。
DAWに組み込んだら便利だろうなぁ。
>>640 DrumagogとかdigidesignのSoundReplacerとか今までにも同じようなソフトって結構あった気がするんだけど気のせい?
DAWにネイティブでこういう機能がついてればたしかに便利だとは思うけど。
保守
動画見たけど全然出来てないじゃん
解析外しまくり
音ガタガタ
ほんとタダのトリガーでのリプレイスだね
楽器抜きだしとか全然出来てない
>>643 笑った。
音、酷い事になっているじゃん。
ヴォーカルまで釣られて、変な声になっているし。
645 :
名無しサンプリング@48kHz:2007/03/21(水) 03:30:21 ID:4bsHIGhN
名大のT田研ってどうなの?
名大はどうだか知らんけど、国立大や旧都立大では、研究者たる者、短期で儲けられる仕事しかしちゃいかんぞ、という雰囲気が多少だがあるようだ。
音響関係は産学なんちゃらが結構進んでて、大手メーカーやソフトハウスから
怪しげなベンチャーまで入り込んでるよね。
結構遊んでて、と読んでしまった
科研費ゲット!
panを最大まで振った場合よりも外側に定位してるように聞こえる音の作り方を調べてたのですけど、
目的の音を逆相にしたものを違うpanを振って鳴らす、という方法が普通なんでしょうか?
今はそういう用途のエフェクターもあるのですか?
スピーカーで? ヘッドホンで?
遅延情報も大事だね。
大昔からそういう用途のエフェクターはあります
ヘッドフォンで聞くための音声ファイルだったら録音の段階でバイノーラなんたらの技術を使ってるんじゃねぇの?
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2007062102025874.html 文化放送の音響効果マン 玉井和雄さん 『本物の音』作り半世紀
2007年6月21日 朝刊
ラジオの世界で、本物の効果音にこだわり続ける職人がいる。
文化放送の音響効果マン・玉井和雄さん(75)だ。
ラジオドラマ全盛期には各局で効果音の職人たちが活躍していたが、
効果音を一から作り出す職人は、今や民放ラジオ局では玉井さんだけといわれる。
効果音とともに半世紀を歩み続けた玉井さん。
五万点に及ぶ音づくりの道具から紡ぎ出す数々の妙技とともに、職人気質(かたぎ)に満ちた軌跡を聞いた。
「この方が“名手”と呼ばれる玉井さんです」
今月中旬、同社のスタジオで、スタッフがスポンサーである
川崎大師の石井和仁・信徒部長に玉井さんのことをこう紹介した。
この日は来月十八日から始まる川崎大師風鈴市のラジオCM収録。
全国から集まる約八百種類の風鈴のうち、スタジオに持ち込まれたのは十二種類。
玉井さんの手が風鈴を繊細に揺らすと、さわやかな音色が響いた。
熟練の技で引き出された風鈴の純粋な音はいかにも涼しげ。録音作業は一時間ほどで終わった。
>>655 元は技術系志望で、ラジオを手作りしては安価で売っていた玉井さん。
ラジオ作りのチューニング作業中、偶然耳に飛び込んだ文化放送の効果担当募集案内をきっかけに、一九五四年に入社した。
当時は開局三年目で、教えを請う先輩もおらず、もっぱら独学で技を磨いた。
ラジオドラマ全盛期を迎えた六〇年前後は一日に三、四本を収録、帰宅もできない日が続いた。
特に思い出深いのは、このころ放送された海洋冒険家・堀江謙一さんの航海を描いた「マーメイド号」。
効果音の枠を超え、海がないだ無音の空間をも音で作り上げる醍醐味(だいごみ)−。効果音の持つ創作性を確信した。
生ワイドに比べて十倍近く制作費がかかるドラマは徐々に人気が陰り、同僚は次々と職場を離れた。
しかし玉井さんは、ドラマに加え、CMなど、手広く仕事をこなした。
「皆がやめては誰がこの技術を継承するのか」との使命感からだ。定年後も、嘱託として効果音づくりを続けている。
ところで、実際の音づくりはどうしているのか。玉井さんに披露してもらった。
玉井さんが独自に編み出した効果音グッズは約五万アイテム。
「空腹時のおなかの音」は昔の自動車のクラクションに使われていたゴム風船。医療器具のゴム管は「弓が矢をはじく音」になる。
「指をポキポキと鳴らす」のは、実はチョークを折る音。「飛行機の音」は電気マッサージ器の振動部分に段ボールを当てる。
「焼き肉の音」は熱いアイロンを裏返しにして油を塗り、ぬれふきんを置く。
棒に取り付けた長い面ファスナーを一気にはがす「人を刀で切る音」は圧巻で、
玉井さんの姿はまさに“侍”だ。誰も聞いたことがない「怪獣の声」は、玉井さん特製の「共鳴箱」を使って出す。
しかも道具を使うだけではない。玉井さんは何とサルなどの動物の鳴き声もこなす。社の屋上で特訓を重ねた成果だ。
>>656 玉井さんは、定年後に請け負ったあるテレビCMの仕事で衝撃を受けたことがあった。
歩く時の足音の収録だったが、スタッフの指示は「座って足踏みしてください」だった。
「いい音を作ろうという気持ちが感じられない。だからテレビは嫌なんだ」と玉井さん。
「演劇には舞台、テレビには画面、映画にはスクリーンとフレームがあるが、
ラジオのフレームは人々の頭の中にある。そこが面白い。フレームのないラジオこそが私の世界」と語る。
とはいえ、現在、放送局の大半は販売されている効果音源CDを編集して放送に使っている。
文化放送でさえ、四谷の本社屋にあった効果音専用の「効果室」が
本社移転とともに姿を消し、効果音の道具は倉庫に眠る。
同社は玉井さんの音源アーカイブ整備を進めていく予定だが、
音源そのものから作り上げることのできる玉井さんの後継ぎはいない。
「普遍的にできている音源ばかりでは、(番組も)オーソドックスな仕上がりになる」。
玉井さんは職人ならではのこだわりから危機感を募らせるのだが…。
何を言いたいの?
>>658 みんなといっしょに要領よく仕事しましょうね、ってことです。
660 :
名無しサンプリング@48kHz:2007/07/10(火) 16:44:52 ID:RIOx6LQr
ほしゅ
> テレビCMの仕事で衝撃を受けたことがあった。
> 歩く時の足音の収録だったが、スタッフの指示は「座って足踏みしてください」だった。
> 「いい音を作ろうという気持ちが感じられない。だからテレビは嫌なんだ」と玉井さん。
音響効果の下請け仕事で、なんで「座って足踏みしてください」と指示を受けるのか、
状況が理解できない。単に収録スペースの都合上、立って歩き回る余地がなかったのか、
あるいは立って歩き回った足音が テレビCM用効果音として立ちすぎていて、
もっと地味な音にしたいという判断があったのか?
> 「演劇には舞台、テレビには画面、映画にはスクリーンとフレームがあるが、
> ラジオのフレームは人々の頭の中にある。そこが面白い。フレームのないラジオこそが私の世界」と語る。
音響のみで世界を表現するラジオの世界と、
画像の従として効果音をつけるテレビ/映画の世界では
きっと効果音に求められるものが違うんだろうね。
662 :
名無しサンプリング@48kHz:2007/07/27(金) 09:57:47 ID:makwYV8g
誰か教えてくれ
歌もので4つのハーモニー(サビ部分)をミックスしているんだが、
この4つはどうやってPANしたらいいんだ?
一応やってみたのは
左(10) 左(2) 中心 右(2) 右(10)
一番低い 一番高い 二番目高い 二番目低い
これであってるのかな?もっとなんかない?
ちなみにこれ(数字)はロジックプロのパンの目盛りな
トップノートがメロディならそれがセンターなのが定番だろ。
おれの定番処理は、残りはコーラスかけて左右に振っちゃうが、一番低いのも
センター、残りはわずかに左右に、ってのも定番。
コーラスグループみたいなミックスにしたいのなら、ベースが一番左か左から
2番目が定位位置。
664 :
名無しサンプリング@48kHz:2007/07/27(金) 10:39:44 ID:makwYV8g
おっありがとな、
やってみるよ
ベースが一番左か左から 2番目が定位位置。
>>その意は?
>>665 市民ホールの舞台で歌っている合唱団を思い浮かべてみよう。
667 :
名無しサンプリング@48kHz:
ちんこがマイナー7