221 :
蜃気楼@詩板住人 ◆ADLOVE./to :
「無題」
狭いこの空間に独り佇む
外は明るいのに
この部屋はとても暗くて
独りで居るのが怖くなるよ
独りで恐怖と不安に押しつぶされそうで
何かを求めてどこかへ旅立ちたい
でも飛び立つ為の翼が無くて
何時から飛べなくなったのだろう
窓の外を眺めながら想いに耽る
窓のサッシに佇みながら
大きな翼広げて
蒼い空へ飛び立ちたい
そして貴女が待ってる大きな海の
砂浜に辿りつきたい
どれくらいの年月がかかろうと
構わない
貴女の所にたどり着けるのなら
どんなに強い風が吹こうと
どんなに冷たい雨が降ろうと
必ず辿りつきたい。