SiSのMuTIOLバスは、各デバイスごとに帯域が独立して確保できるから、
マルチメディア系アプリケーションに最適ということらしいよ。
http://pcweb.mycom.co.jp/benchmarklab/2001/12/page2.html またその構成も、他社技術とかなり異なっている。MuTIOLは8本の独立した信号線で
North Bridge/South Bridgeを 接続する構造となっており、チップセットに内蔵さ
れた複数のデバイス、そしてPCIスロットに接続されたデバイスが、同時にメモリコ
ントローラーにアクセスすることが可能となっている。
他社の技術が1本の信号線のみであるのと比較すると、ここも大きな優位点といえる
(少なくとも理論上は)。PCIスロットに接続されたデバイスも同時アクセスが可能と
なっている。こうした特性は、実質的に"内蔵デバイスがPCIバスの帯域をまったく
消費しない"ことを意味するため、PCIバスの実行転送速度も高速化が期待できるだろう。
MuTIOLは、チップセットに内蔵されたインタフェースに多数アクセスする状況での
性能が向上するような設計となっているといえるだろう。とすれば、HDDとサウンド、
場合によってはUSBやネットワークまでも頻繁なアクセスを必要とする、ビデオキャ
プチャーなどのマルチメディア系アプリケーションでは、とくに高い性能が期待できる。
参考までに、チップセット間帯域の性能比べ
AMD750/760 133MB/s
KT133/A 133MB/s
i815/i845/i850 266MB/s
KT266/A,KT333 266MB/s
KT400 533MB/s
SiS645 533MB/s
nForce 800MB/s
AMD760MP 800MB/s
SiS735/745 1.2GB/s