“8月15日”は東アジア人にとってかなり敏感な日にあたる。
この日に日本の一部閣僚が靖国神社を参拝する意向を示したことで、韓国を激怒させている。
6日付で環球時報が伝えた。
韓国政府は5日、日本の閣僚に対し、「靖国神社を参拝しないよう」厳しく警告した。
だが同日、菅義偉内閣官房長官は
「閣僚が私人の立場で参拝するかどうかについて首相官邸は干渉しない」
との立場を表明、
まるで参拝を奨励するかのような発言だった。
首相官邸は同日、安倍晋三首相が8月15日の靖国参拝を見送ることを決定したと発表している。
これに先立ち、自民党の高市早苗政調会長が
超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に
“終戦記念日”に靖国神社を参拝する意向を届け出た。
稲田朋美行革相も参拝する意向を表明。
稲田氏はすでに首相官邸の許可も受けている。
下村博文文部科学相は、昨年末の就任以降、すでに靖国参拝を済ませていることを明らかにしている。
これを受け、韓国政府は5日、日本の閣僚らによる靖国神社への参拝を
「受け入れることはできない」と厳しく警告した。
韓国外務省の趙泰永報道官は5日の記者会見で
「日本の高官は靖国神社を参拝すべきではない。
それでも参拝するのであれば、韓国政府は参拝した閣僚の具体的な状況に基づいて相応の措置を講じる」
と述べた。
韓国漢陽大学日本学国際比較研究所の李康民所長は、環球時報の取材に応じ、
「日本政界の右傾化が勢いを増している。
大勢の閣僚らが靖国神社を参拝しても意外ではない。
昨今の韓日関係は氷点に達しており、
韓国政府はこの事前警告のとおり、何らかの対抗措置をとるだろう」
との見方を示した。
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/356075/2/