【芸能】北乃きい「人生は辛いけれど、生きていれば素晴らしいと思うことも」

1 ：ムネオヘアーρ ★：2013/07/20(土) 20:04:33.83 0

芥川賞作家で現・長崎原爆資料館館長・青来有一氏の「爆心」を『火垂るの墓』(08)の日向寺太郎監督が映画化
した『爆心長崎の空』に主演した北乃きいが、原爆をモチーフにした作品への不安を明かす一方、幅広い人々
の心に届く自信作に仕上がったことを報告した。

戦後68年の被爆地・長崎を舞台に今の日本へ“再生”への想いを届ける本作は、母親を亡くした少女と愛娘を亡
くした母親が出会い、その物語を1本の糸を紡ぐように構成。キリスト信仰が根ざす被爆地・長崎に暮す人々の
ごく当たり前でかけがえのない暮らしに差し込む、一筋の希望を描く感動作だ。北乃は初めて脚本を手にした時、
「他県出身の自分が演じて大丈夫か不安になりました」と正直な気持ちを吐露したが、「風化させずに映画で伝
えていくことが大事だと思いました」と強い使命感に似た気持ちが自分を後押ししたという。

北乃演じる門田清水は、ある日突然、何の前触れもなく他界してしまった母親の死を受け止めきれない女子大生。
その死の寸前、ちょっとしたことで母親とケンカをしてしまい、そのことを謝罪できなかった彼女は後悔の念を
抱いている。フラットな気持ちで役柄に接するため、特別な事前準備はしなかったそうだが、「ただ、撮影の合
間に原爆資料館には行かせていただきました」と世界観の背景を知ることに努めたことを明かす。「おかげでか
なり気持ちも変わりましたし、あらためて原爆について無知だったと思い知らされました。実際に目で見て肌で
感じることができて、作品に対する気持ちがまったく変わりました」と成果を報告する。

「この長崎の作品を、長崎で撮影できて本当によかったと思いました」と自信をもって完成作を送り出す北乃。
そして、それに裏打ちされたように、強い口調で本作を推奨する。「この作品を幅広い年代の方々に観てほしい
と思いました。皆、それぞれ違う境遇の人生を送っているわけで、それは特別ではなく、その人にとってはそれ
が普通なわけですよね。人生には辛いこともいろいろ起こるけれど、生きていれば“生きるって素晴らしい！”
と思える人々の生き様を観ることができます。いろいろな世代の人に観てほしいと思います」。

映画『爆心長崎の空』は、2013年7月20日（土）より、全国ロードショー

:http://blog.movie.nifty.com/blog/2013/07/post-b93c.html