夏バテできない 各党党首の秘策は?
2013.7.18 00:21
終盤戦に入った参院選で、全国遊説の追い込みをかける党首たちが猛暑
への対策に知恵を絞っている。炎天下で街頭演説をするだけにこまめな
水分補給や着替えで熱中症を予防するのは当たり前。ズボンの下にステ
テコをはくなど、十人十色の工夫をこらす。残り3日間の選挙戦では、体調
管理も重要なテーマだ。
安倍晋三首相(自民党総裁)にとっては、「食」が何よりの暑さ対策だ。
昼食時には訪問先のご当地グルメで英気を養っており、「スタミナぶっかけ
うどん」(5日、高松市)、「うなとろ丼とドジョウのかば焼き」(10日、金沢市)
と元気の出そうな献立が並ぶ。17日昼も遊説先の沖縄県石垣市で、八重山
そばとおにぎりを完食した。
自宅では毎朝、リンゴやニンジンなどを使った妻・昭恵さんの特製ジュース
を飲んでおり、自身のフェイスブックでも「ジュースを飲んで気合が入った」と
紹介するほどのお気に入り。移動中もフランス産の炭酸入りオレンジジュース
を愛飲し、水分補給に気を使う。
公明党の山口那津男代表は「オーソドックスにうちわであおぐ」と、いたって
真面目。乾いたタオルで顔や肌をていねいに拭き、演説の度にワイシャツや
下着をすべて着替える。熱中症で倒れる有権者もいるため、序盤は15分
程度だった街頭演説を10分程度に短縮し、聴衆に配慮する。
■ステテコ愛用
民主党の海江田万里代表は意外なことにステテコを活用する。猛暑の下で
の街頭演説では肌に触れるズボンも汗でぐっしょり。とはいえ、移動中にズボン
まで履き替える時間はない。そこで、ユニクロの速乾性ステテコの出番だ。汗
を素早く吸収するため、ズボンの着替えも必要がない。
「これぞ日本の究極のクールビズ」と、遊説先で浴衣姿をアピールするのは
みんなの党の渡辺喜美代表。あまりの着心地のよさに、名古屋から東京まで
の新幹線の車中を浴衣ですごしたことも。今後も浴衣姿での街頭演説を計画
している。
■激辛バーガー
“辛口”の演説を繰り返す日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は遊説
に激辛唐辛子「ハバネロ」入りのハンバーガーを持参。高齢の石原慎太郎共同
代表は街頭演説で極力、遊説カーの外に出ないことにしている。
「注意一秒、シミ一生」と語る社民党の福島瑞穂党首は女性らしく紫外線対策
にぬかりがない。帽子、手袋、日焼け止めが必須アイテムだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130718/elc13071800270000-n1.htm