鳥取県が、コーヒーチェーン大手の「スターバックス」に秋波を送っている。今春、
松江市に店舗が進出し、都道府県で店舗がないのは、鳥取県だけになったためだ。
平井伸治知事は「鳥取県には“スタバ”はないけど、日本一の“スナバ(砂場)”はある」
とアピールしながらも「(スタバ進出は)これから協議されると思う」と期待する。
今年3月27日、JR松江駅近くに「スターバックスコーヒーシャミネ松江店」が
進出した。同店の初日の売り上げは、国内店舗のオープン日の最高額を記録。今では、
松江の新たな人気スポットとなっている。
一方、隣の鳥取県は47都道府県で「スタバがない唯一の県」となり、テレビの情報
バラエティー番組などでも取り上げられた。
島根県の人口は70万人超。鳥取県は約58万人と都道府県で最も少ない。スタバ側が
進出先を島根にしたことに対し、鳥取県幹部は「やっぱりマーケットの問題か」と話す。
だが、唯一の“スタバゼロ県”という現状に対し、「次の進出は鳥取」と強気の声も。
鳥取市民からは「日本で最後に店ができるなら、鳥取にしかない特色ある店舗がいい」
との声も上がる。
スターバックスコーヒージャパン(東京)の広報担当者は、松江市に続く山陰地方への
出店を「前向きに考えている」と話す。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130606/ttr13060602060002-n1.htm