山形市生活福祉課に勤務していた男性主幹=当時(59)=が勤務中にアダルトサイトなどを閲覧し業務用パソコンを
ウイルスに感染、破損させた問題で、市は31日までに、パソコンの修理代を男性に賠償請求することを決めた。同市が市
職員に対し損害賠償を請求するのは初めて。
市は今年4月、地方自治法に基づき市監査委員に対し賠償責任の有無、賠償額について監査請求した。その結果、
監査委は「主幹に重大な過失があった」とし賠償責任があると判断。賠償額は市費で負担した7万3500円とした。監査
委の判断を受け、市は賠償請求の手続きを進めている。
男性は昨年4月下旬から勤務中に業務に関係のないサイトを頻繁に閲覧し、アクセス数は3カ月で1万回以上だった。
同8月24日に閲覧した際、パソコンにウイルスが感染。画面表示が固定され、修理が必要になった。市は今年2月、男性
を停職2カ月の懲戒処分にした。現在は別の部署に異動している。
2013年06月01日 11:18 山形新聞
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