【姫路】武将カフェオープン　官兵衛、秀吉役女性がおもてなし

1 ：【関電 56.4 %】＠関電φ ★：2013/02/28(木) 05:31:12.82 P

ＮＨＫ大河ドラマ「軍師官兵衛」が来年放映されるのを前に、着物姿で戦国武将にふんした女性店員が観光客をもてなす「武将カフェ二ノ丸」が２６日、世界遺産・姫路城近くの商店街にオープンした。
姫路生まれとされ、ドラマの主人公となる黒田官兵衛や主君の羽柴（豊臣）秀吉になりきっての“おもてなし”。タイムスリップして戦国気分を味わおうと、記者ものれんをくぐってみた。（長野祐気）

「さあさあ～、寄ってみられよ～」。午前１１時、愛用の兜(かぶと)に合わせて赤色のベレー帽をかぶった官兵衛役らの若い女性４人が店先に登場。聞けば、２０～３０歳代で劇団の所属経験もあるらしい。
振る舞い酒を手に、古めかしい言葉で触れ回ると、観光客や市民は物珍しそうに眺めたり、記念撮影したり、気になる様子。

姫路市本町の芸能事務所「ちびっこ忍者企画」が観光客の目を引こうと企画した。店先に「武将カフェ」と墨で書かれた看板がかかり店内に机はないが、いすに座り食事や休憩ができる。

「武将団子もおいしいですぞ」。百戦錬磨の甘い“企て”に乗り、作りたての団子に目を向ける。黒蜜や桜あん、みたらしがそろって１本１５０円。「どれがいいだろうか」。
優柔不断の“雑兵”が迷っていると、官兵衛がすかさず「秀吉さまのお薦めは桜あんですぞ」と名軍師ならではの助言をくれた。秀吉も脇から「季節限定でわしも大好物じゃ」と攻めてきた。

「天下人の薦めを断るわけにはいかない」と観念し、１個注文すると、紫色の頭巾姿の「くのいち」が目の前で焼いてくれた。頬張ると、キツネ色に焼き上がった団子に白あんの甘さと桜の葉の塩漬けの風味が合う。
目にも楽しいピンクで、あっという間にたいらげた。

向かいの席にいた姫路市北条口の岸本朋子さん（３１）は、姫路城内で外国人向けの通訳ガイドをしているといい、「外国人から鎧(よろい)や着物、侍が見られる場所を尋ねられても、
なかなかすぐに案内できる場所がなかったので、助かります」と顔をほころばせた。

「お味はいかがでしたか」。頭巾に隠れて気付かなかったが、くのいちの正体は以前取材したことのある同事務所代表の加藤元美さん（４９）だった。今回の奇策の「心」を尋ねると、
「大河ドラマは姫路のにぎわいを生み出す一大チャンス。女武将にはオリジナルの甲冑(かっちゅう)を着せて、店だけではなく、ステージ衣装でイベントにも参加させたい」と熱意を語ってくれた。

「さらばじゃ」。「非日常」の世界を堪能し、カフェを後にする時には、すっかり武将気分になっていた。

午前１０時～午後８時。問い合わせは同店（姫路市本町６８の本町商店街内、０７９・２４０・５０８６）へ。

ソース：読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20130226-OYT8T01697.htm?from=localtop
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20130226-685861-1-L.jpg