鳥取県の新年度予算編成に向けて政策戦略テーマを議論する「政策戦略会議」の最終会合が20日、県庁であった。
全国規模の緑化イベントの成功や自然エネルギーの促進などを目指す「とっとりグリーンウェイブ」を最重点テーマにし、
10月の第2回会合で示された10項目に「とことんやらいや農林水産業」を加えた11項目が了承され、
各部局で具体的な予算編成作業を進めていく方針を確認した。
9月の初会合では、たたき台として示された10項目が「抽象的」などと評されたが、最終案の内容は具体化。
「防災・減災の強靭(きょうじん)化」など、衆院選結果を受けた政権交代を意識した項目も並んだ。
全国植樹祭や全国都市緑化フェアの県内開催に合わせ、力を入れる「とっとりグリーンウェイブ」では、
「新政権も自然エネルギーの戦略は変わることない」(平井知事)とみて、県有施設の屋根を活用した
県民参加型の太陽光発電事業など自然エネルギー普及の動きを加速させる。
ポスト「まんが博」関連では、まんが王国官房の前田修官房長が“王国の存亡”を懸けて最終提案。
「まんが博の成果を引き継ぐフェスタを開く。総花的ではなくこだわったイベントにしたい」と意気込みを示すと、
平井知事からは「続けますね」とゴーサインが出た。
観光では、山陰海岸と隠岐ジオパークとの連携策として、鳥取港と島根県隠岐諸島を結ぶ臨時航路を就航。
鳥取道と松江道が本年度中に全線開通することを受け、「山陰大周遊ルート」を構築して島根県と連携した
キャンペーンを展開する。
ソース:日本海新聞
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