スマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)にインストールすると、スマホに登録された電話番号などが
外部に送信されるアプリケーション(応用ソフト)が出回り、約76万人分の個人情報が流出していることが6日、
情報セキュリティー会社「ネットエージェント」(東京)への取材で分かった。
問題のアプリは、「全国電話帳」という名前で9月16日からさまざまなアプリがインストールできるインターネット上のサイトに掲載され、
無料でインストールできるようになっている。
このアプリ自体は、ハローページとタウンページに掲載された情報を元に作成されているが、
インストールした利用者のスマホに登録された電話番号や住所、メールアドレスなどが抜き取られ、利用者間で閲覧できる仕組みになっている。
アプリの作成元は、サイトで「過去のハローページとタウンページに掲載された約3800万件の情報をもとにデータベースを作成しています。
加えて、アプリ利用者のアドレス帳、GPSの情報も利用します」と説明しているが、説明を十分に読まないまま、
インストールしてしまった利用者もいるとみられる。ネットエージェント社は「注意書きを見逃してしまう人は多い。
知らぬ間に個人情報が公開されてしまうことになるので、絶対にインストールしないでほしい」と話している。
ネットエージェント社によると、今月6日時点で、データベースにはアクセスできないようになっているが、これまでに約3300台のスマホから
約76万人分の個人情報が流出したことが確認されている。アプリは6日時点でもインストールはできるという。
ソース:msn産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121006/crm12100617380008-n1.htm