【ＰＲキャラ】佐賀市は萌えキャラで「くまモン」超え狙う

1 ：ちくわ部φ ★：2012/08/25(土) 18:46:42.80 0

　熊本県の「くまモン」をはじめ九州の自治体のＰＲキャラクターが競い合うなか、佐賀市の「まほろちゃん」は、
ちょっと異彩を放っている。青色の長い髪と大きな目が特徴の美少女で「ゆるキャラ」ならぬ「萌（も）えキャラ」。
合併前の旧大和町が１５年前に生み出したキャラクターだが色あせることなくインターネットを中心に根強い人気で、
最近は表舞台にも登場してきた。「佐賀のアイドル。くまモン超えを」。関係者の鼻息は荒い。

　「おはまほ～今日の佐賀市は猛暑日になりそうな予感☆熱中症に気をつけよう！」。佐賀市の公式ツイッター（短文
投稿サイト）は毎朝、まほろちゃんのあいさつで始まる。イベント情報を含めて１日最低４～５回はつぶやいている。

　フォロワー（読者）は３６００人ほど。くまモンの５万３千人超には遠く及ばないものの、２０１０年の「ゆるキャ
ラグランプリ」で準優勝に輝いた佐賀県唐津市の「唐ワンくん」の約２７００人を上回る人気だ。

　実は佐賀市のキャラクターはもう一人いる。野球少女の「俵マイちゃん」。佐賀北高校が夏の甲子園を制した２００
７年の“がばい旋風”にあやかった「ゆるキャラ」だが「まほろちゃんは愛らしく、身近にいそうな女の子」と職員の
一人。市は１０年のツイッターを皮切りに、イベントで配るグッズのデザインに採用したり、公用車にステッカーを
貼ったりと、まほろちゃんにスポットを当て始めた。
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　まほろちゃんの誕生は１９９７年３月。旧大和町が開設したホームページ（ＨＰ）に登場した。旧大和町が奈良、
平安期の肥前国の中心地で、古事記に「大和は国のまほろば」と記されていることにちなんで名付けた。

　考案者は当時、町広報誌を担当していた糸山耕司さん（３９）＝現在は佐賀市市民税課。自治体の“ＨＰブーム”と
重なり「堅苦しいと見向きもされない」と女の子のキャラクターを編み出した。親しみやすさを考えてサラサラと
描いたという。

　ＨＰのアクセス数は当初は年間１万件ほどだったが、９８年にネット掲示板で紹介されると「かわいい」「役所
らしくない」と評判を呼び、わずか数日で５万件を超えた。ある業者からはフィギュア（人形）を作らないかとの
話も持ち込まれた。
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　人気絶頂期に訪れた平成の大合併。０５年１０月に佐賀市となり、旧町のＨＰは閉鎖された。姿を消したまほろ
ちゃん…。「もったいない」「また会いたい」。熱心なファンの声に押されて半年後の０６年４月、新たな佐賀市の
ＨＰで復帰を果たした。「萌えを意識したわけではないのですが…。見事に、はまりました」と糸山さん。

　誕生時の服装は和装の１種類だったが、現在は１２１種類。例えば佐賀空港の利用を促すチラシには客室乗務員、
健診を呼び掛けるときには看護師と「ＰＲごとに衣装を替えています」と市総合政策課。「特定のファンだけでなく、
市のアイドルに育てたい」

　結構、真面目な舞台で働いているまほろちゃん。今後の活躍次第では「ゆるキャラ」に代わり「萌えキャラ」が自治
体を風靡（ふうび）するかもしれない。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/320234
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