スイスの企業経営者や官僚、大学関係者ら約10人が14日、
北方領土の国後島に入り、視察を始めたことが分かった。
地元関係者が明らかにした。
3日間滞在し、観光などの投資環境を探りたい意向のようだ。
一行は、南クリル(北方領土)を管轄するロシア極東のサハリン州の
ホロシャビン知事の招きで訪れたとみられ、チャーター機で上陸した。
16日にサハリンに戻るという。
国後島には、中国や韓国、北朝鮮などから来た技師や労働者、農民らが
千人規模で働いていることが明らかになっており、欧州からの視察は異例だという。
日本政府は北方四島を「日本固有の領土」とし、
日本人やロシア以外の外国人がロシアのビザを取得して北方領土に入ったり、
経済活動をしたりすれば、ロシアの実効支配を認めることになるとして強く反対している。
http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY201208140646.html