教員の不祥事が相次いでいることを受けて、県が設置した外部の専門家による会議の初めての会合が開かれ、
教員の倫理の向上や再発防止に向けた対策を検討しました。
県内では、ことしに入って、高校の教頭が、女子高校生のスカートの中を盗み撮りしようとしたり
中学校と高校の教諭が少女とみだらな行為をしたりして、それぞれ懲戒免職になるなど不祥事が相次いでいます。
27日の会議は、こうした不祥事を受けて、来月開かれる県の検討会議の「部会」として設けられ、
県庁で開かれた初めての会合には、公認会計士や弁護士など5人の委員が出席しました。
そして県教育委員会の担当者が、平成14年以降に起きた不祥事を分析し、
高校の教員が全体の40%を占めていることや、全体の73%は、不祥事を起こす前に、
まじめさや指導力で評価を得ていたことなどを説明しました。
これに対して、委員からは
「同僚の教員を調査したうえで、不祥事の芽を学校内で摘み取れるような仕組みを作るべき」
とか
「不祥事があった場合は、問題を隠さないようにする方法を考えるべき」
といった意見が出ていました。
会議では、不祥事対策などをまとめ、ことし10月に開かれる県の検討会議に提出することにしています。
ソース:NHK長野放送局
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1013654902.html