愛知県東海市の産業廃棄物処理会社営業課長、相川比奈江さん(48)が
行方不明後に岐阜県御嵩町で遺体で見つかり、
同県各務原市鵜沼朝日町、金型製造会社社長、市川孝之容疑者(45)ら
男6人が加害目的略取の疑いで逮捕された事件で、
略取現場にいたとされる3人が
「(産廃処理会社の誰が現場に来るかも分からないまま)その場で焼きを入れるつもりだった」
と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。
愛知・岐阜県警合同捜査本部は、明確な計画のないまま拉致した可能性もあるとみて調べている。
捜査本部は、市川容疑者や名古屋市中村区稲西町の無職、文昇容疑者(54)ら4人が、
岐阜県輪之内町の現場で相川さんを車に無理やり押し込んだとみている。
市川容疑者が主導したとみられ、
他の3人は「誰が来るか分からなかった」と話しているという。
相川さんが運転していた車や所持品が各地に捨てられたが、
捜査本部は、所持品の扱いについても事前の計画がなかった可能性があるとみている。
市川容疑者が主導したと他の容疑者が供述していることについて、
市川容疑者は10日、接見した弁護士に
「なぜそのように言われるのかわからない」と述べ、容疑を否認したという。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120311k0000m040140000c.html