今年の家計金融調査で明らかになったのは、
家計債務が資産を上回るペースで増加している実態だった。
調査によると、今年3月末時点で、韓国の全世帯の平均資産は2億9765万ウォン(約2043万円)で、
前年に比べ7.5%増加した。
これに対し、負債総額は5205万ウォン(約357万円)で、前年を12.7%上回った。
負債の伸びが資産の伸びを5.2ポイントも上回ったことになる。
この結果、資産と負債を合計した総資産に占める負債の割合は17.5%となり、
前年(16.7%)に比べ0.8ポイント増えた。
増加した資産、負債の内容にも不安な面が多い。
まず、増加した資産は貯蓄など金融資産が17.3%増だったのに対し、
不動産資産は4.2%増にとどまった。不動産市場の低迷を反映した数値だ。
不動産ではなく、貯蓄増で資産が増えるのは望ましいとの見方もあるが、
問題は韓国の世帯総資産に占める不動産の割合が73.6%に達しており、
不動産の値上がりが鈍れば、資産全体の伸びが急速にスローダウンすることだ。
KB金融持株のヤン・ウォングン経営研究所長は
「家計資産のうち、不動産の占める割合が依然高いため、
不動産市場の低迷が家計の健全性管理を長期的に脅かしかねない」
と指摘した。
負債に関しても、過去1年間で金融負債が14.2%増え、賃貸保証金の伸び(9.5%)を上回った。
負債全体に占める無担保融資の割合は12.0%と低水準を維持したが、
増加率は21.9%に達した。
家計負債の54.8%を占める担保付き融資も12.3%増加した。
生活費や事業資金に充てるため、自宅を担保に差し入れたり、
無担保融資を受けたりする人が急増していることを示す数字だ。
韓国金融研究院の金泰俊(キム・テジュン)院長は「韓国政府が今年上半期以降、
家計債務の管理を強めているが、なかなか負債の増加ペースが鈍らない。
景気低迷が予想される中で、家計債務に対する警戒を強める必要がある」と指摘した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/11/12/2011111200540.html 関連スレ
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