辛ラーメンがなくて激昂。日本の音楽業界はK-POPの奴隷になっている
月に発売された1stアルバム『GIRLS’ GENERATION』が、今月に入って累計60万枚を突破した少女時代。来月には全米デビューも決定と、
その勢いは増すばかりだ。あるレコード会社社員がこう語る。
「60万枚なんて、ひと昔前なら200万枚レベルの大ヒットですからね。さすがに、ブームは本物だと認めざるを得ないです」
少女時代の他にも、東方神起、T-ARA、KARAなど人気グループが日本のチャートを席巻している。
このK-POPブームで日本のレコード会社もさぞかし儲けたかと思いきや、意外と「利益回収は難しい」という。
「とにかく破格の宣伝費を突っ込んでますから。シングル1枚に5000万円、ミート&グリートのファンイベントだと1500万円とか。
国内アーティストじゃ考えられない額です」(前出・レコード会社社員)
ブームの盛り上がりともに、出版業界ではK-POP専門誌が数々創刊された。
しかし、これも今では斜陽になりつつある。専門誌の編集者がこう語る。
「昨年の夏に『JJ』が東方神起を表紙に起用して以降、おかしくなり始めまして……。
10社以上が専門誌を創刊したんじゃないかな。おかげで読者を食い合って共倒れ状態ですよ。実際、私のギャラもどんどん削られてますし」
利益は少ないが、セールスが好調なゆえに取り上げなければならないというジレンマ。
こうした日本の音楽業界の状況について、前出のレコード会社社員は自嘲的に「もはや、K-POPの奴隷ですよ」とつぶやく。
「レコード会社と韓国の事務所の間にはだいたいエージェントが入るんですけど、とにかく態度がデカい。
楽曲や衣装に関して、韓国サイドのやり方に少し意見しただけで目をつけられて、この1年で担当が何人もクビになってますから。
大人な対応ができないと仕事になりません。ウチの上層部も完全なイエスマンだし」
現場のケータリングに“辛(しん)ラーメン”がなかっただけで激昂されたこともあるとか。
ブームの影で、日本の担当者たちは思わぬ苦労をさせられているようだ。
週刊プレNEWS
http://wpb.shueisha.co.jp/2011/10/25/7661/ http://wpb.shueisha.co.jp/wp-content/uploads/2011/10/1708f03c73ed6c299b6bf24eb0e1df81_jkt_5570_2.jpg ブームは捏造?との声もあるが、一部のK-POPは確かに売れている。しかし、その影で日本の関係者はエラい目に遭っている?