ハングルにはRとLの区別がない。RRと重なった時、発音がLになる。
外来語ではたとえばテレビをther-re-bi-jonのように書き、RRをLと発音してterevisionのLの発音を再現する。
ただしこのRRは語中の2音節にまたがる連続子音でしか現れず、語頭に書かれることはない。
朝鮮語の中で使っているぶんにはこれでまったく問題ない。しかしチアチア語ならどうか。
ttp://livedoor.2.blogimg.jp/hangyoreh/imgs/6/8/68836c15.jpg 上の表記は JALAN TINKAHA LIWU という道路の名前。JL.はJALAN(インドネシア語で「道」)の略語。
下のハングルではJALANをjar-ranと表記することで、Lの発音を表記。このLは語中だからこれは可能。
しかしLIWU(eur-ri-vu)の方はかなり苦しいw
一文字目の○はゼロ子音の字母で、「このあと母音が来ますよ」という記号。
横棒はローマ字転写でeuと書かれる「非円唇のu」という母音。
その下の「己」型の子音字母がR。次の音節の頭のRと重なってLの音を表記。
つまり語頭のLを表記するために存在しない母音euと不要のゼロ子音字母を加えている。
これでは「韓国訛りのチアチア語をハングルで書き取ったもの」であり、チアチア語の合理的な表記法とは呼べない。
次のWUの部分はBを摩擦させる子音[β]を表記するために、現代朝鮮語では使わない子音字を
古典語から引っ張り出してきたらしい。それがアリならなんで語頭にRRを書かないのかとw