JPモルガンが、バンクオブアメリカを買収するとの噂がウォール街で出回っており、
衝撃が走っている。真偽のほどは定かではないが、米政府がサポートする方向で、
ガイトナー財務長官とジェーミー・ダイモンCEOが協議をしたとも伝えられている。
バンカメ株は今年に入って5割以上の下落、リーマンショック後の最安値水準である
1株6ドルに近づいた。また、CDS(クレジットデフォルトスワップ)の抱えている法的な
案件も、今後は責任の範囲が拡大する見込みだとされ、将来に大きく覆いかぶさってくるだろう。
大規模な人員削減、さらには事業撤退や売却などを急いでいる。
だが、銀行の資本増強を急がせたいとする米政府は、待ってくれそうにないのだという。
ただ、両メガバンク同士の合併はあまりにも巨大になるため、他の政府機関が動くことになるだろう。
そうなれば、バンカメが資産を売却していくという方向で調整するという見方がある。
まだ、両社からはコメントが出されていない。
ちなみに、米時間23日にJPモルガンは、バンカメの投資判断をアンダーウエイトから
ニュートラルに引き上げている。下げ続けている株の評価をなぜ引き上げるのか、
この判断が意味するものは何なのか。
ソース(ゆかしメディア):
http://media.yucasee.jp/posts/index/8692