覚醒剤販売の男起訴内容認める
おととしから去年にかけて、複数の相手に覚醒剤を販売した罪などに
問われている男の裁判員裁判が11日から金沢地方裁判所で始まり、
男は起訴された内容を大筋で認めました。
住所不定・無職の中尾響被告(37)は、津幡町のとび職の男ら多数に多数回に
わたってビジネスとして覚醒剤を販売したとして麻薬特例法違反などの罪に問われています。
きょう金沢地方裁判所で裁判員が参加して初公判が開かれ、中尾被告は、
「人数が多数とありましたが、4、5人に売り渡したことはありました。
ほかの事実は間違いありません」と述べて起訴された内容を大筋で認めました。
裁判で検察側は「被告は、おととし4月頃から去年5月頃まで、
多数の人たちに覚醒剤を販売し、売り上げは少なくとも1200万円にのぼるほか、
少量の取り引きも行ってビジネスとして密売を行っていた」と指摘しました。
これに対して弁護側は、「密売の期間はおととし8月頃から去年3月頃までで、
売り上げは600万円あまりにとどまる。
検察官の主張には、客観的な証拠がない部分がある」と主張しました。
裁判は、13日まで審理が行われ、14日に判決が言い渡されます。
ソース:NHK石川県のニュース 07月11日 17時58分
http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023896551.html