今シーズンオフ 日本プロ野球が「消滅」する!大赤字・横浜の解散を機に他球団が雪崩を打って撤退!
【チームの経営難で、親会社はみんな手を引きたがっているという。もうペナントレースが見られなくなる!?】
去る6月29日、TBSホールディングスの株主総会の会場に、大勢のスポーツ紙記者たちが駆けつけた。
「最大の関心事は横浜ベイスターズの売却問題です。年間約25億円に上る赤字を出しているとされる球団の
来季の保有に関して、なんらかの言及があるのではないかと、各紙のベテラン記者が集まっていました」(スポーツ紙記者)
しかし、総会では「赤字削減に努力する」と述べたものの、球団売却問題への明言は避けられた。
「ただ本音をいえば、TBSは球団を一日も早く手放したくて、しょうがないんですよ。というのも、05年にTBSとの経営統合を
目指す楽天に買い占められた自社株を、買い取らなければならないんです。その買い取り価格が約500億円。経営を
圧迫する巨額の捻出に、TBSは四苦八苦しているんです」(前同)
TBSが球団の売却に水面下で動き始めたのは、昨年の4月。金融機関を通じて数社に打診するなか、
具体的な買い手として浮上してきたのが、住宅設備の大手『住生活グループ』。
「しかし、ここでネックとなったのが本拠地の問題。年間8億円といわれる横浜スタジアムの高額な球場使用料や球場内の広告料や
売店使用料が球団に入らないことなどの条件に、住生活グループが難色を示し、身売り話自体が、暗礁に乗り上げてしまいました」(同)
このとき、新たな買収先に名乗りをあげたのが、地元で家電量販店を展開する『ノジマ』だった。
昨年はTBSが住生活グループとの交渉を優先したため、ノジマとの具体的な交渉は行われなかった。
しかし、ノジマ自体はまだ、球団保有に対して並々ならぬ意欲を見せている。
「TBSの株主総会に合わせるようにノジマの野島廣司代表執行役社長がスポーツ紙の取材に応じて、球団保有への意思を改めて
明らかにしています。横浜とはユニフォームのスポンサー契約を結んでいる実績があるだけに、実現の可能性もあると思われます」
(スポーツ紙デスク)
しかし一方で、現実的には、ノジマが球団を保有するのは難しいのではないか、との声もある。
「最大の問題はノジマの資金力です。資本金43億2300万円、従業員1145人という規模では、TBSが現在、補填している年間約25億と
される赤字の補填を継続していけるとは思えず、球団経営を任せるのは心許ない。そのため、NPBにはノジマに経営権は渡せないという
否定的な意見もあり、買収の実現は厳しい状況でしょう」(前同)
では、横浜の球団経営に名乗りを挙げる企業は、ほかにあるのだろうか?
「リーマンショック以降、企業が湯水のごとく宣伝費を使える時代ではなくなりました。ましてや、今年は震災で日本経済は大打撃を受けました。
そんな状況で、宣伝のためと割り切って、赤字の球団経営に乗り出す企業はまずありませんよ」(全国紙経済部記者)
TBSが球団を支えきれなくなり、身売り先も見つからないという、最悪の状況に立ち入っていまう可能性は極めて高いのだ。
そうなれば、近鉄球団が消滅し、球界再編騒動が巻き起こった04年の再現となることは必至。
ここで気になるのは、当時の球界再編劇の主役の一人だった渡辺恒雄読売新聞会長の6月20日の発言。
「俺は1リーグにしろといったけど、球界をあげて反対、反対と。ここまできたら現状維持が一番いいんだよ。変えるということに、あまり意味はない」
まるで、近い将来に球団消滅という事態があっても、球界再編の方向には動かないぞ、と宣言しているようで、なんとも不気味だが、この発言から、
いまの球界全体が抱えている“赤字体質”が見えてくる。
「現在、巨人、阪神などの一部球団を除けば黒字球団など、ほんのひと握り。もちろん、横浜の経営が一番危ないことはいうまでも
ありませんが、ほかにも球団を手放したがっている親会社は、一つや二つではありませんよ」(スポーツ紙デスク)
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>>2 ソース(週刊大衆):
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