近海でとれる生のクロマグロの水揚げ量が日本一の境港で、マグロの解体ショーや無料の試食会が開かれ、
大勢の人でにぎわいました。境港市の魚市場で開かれたこの催しは、冷凍していない生のクロマグロのおい
しさを知ってもらおうと、地元の漁師や仲買業者などがことしから始めました。
会場のステージでは、本マグロとも呼ばれるクロマグロの解体ショーが行われ、市場の関係者3人が、体長
1メートル60センチほどの生のマグロ10本を刃渡り70センチもある包丁で手際よく切り分けていきました。
そして、「これがトロです」などと説明しながら、切り分けたマグロを高く掲げると、訪れた人たちは記念に写真
に収めていました。解体されたマグロは、その場で販売されたほか、刺身やつみれ汁にして無料でふるまわれ、
訪れた人たちは長い列を作っていました。ことし境港に水揚げされたクロマグロの量は、2日までにおよそ1200
トンで、去年の654トンの2倍近くに達しています。
主催した「境港天然本マグロPR推進協議会」の大谷和三会長は「高い評価を受けている境港のクロマグロを
地元でも広めていくきっかけとなれば」と話していました。
07月04日 08時33分
NHKニュース
http://www.nhk.or.jp/lnews/tottori/4043088212.html