岡山県倉敷市は29日、無免許、無車検、無保険で自家用車を運転したとして、
前競艇事業局長で部長級の総務部参事(56)を同日付で停職6か月の懲戒処分にした。
市によると、参事は競艇事業局長だった5月30日、軽乗用車で児島ボートレース場へ出勤する途中、
児島署のパトカーに停止を求められ、自動車検査証が2008年3月、運転免許証が09年12月に有効期限が切れていることが発覚。
同署は、道交法違反(無免許運転)などの疑いで調べており、書類送検する方針という。
参事は昨年8月頃、免許の期限切れに気付いたが、
「体調を崩しており、回復してから免許を取り直そう」として、その後も自家用車で出勤。
車検などの期限切れは09年春頃に気付いたが、「車を買い替えようと思っていた」と説明、「いずれも先延ばしになってしまった。反省している」という。
参事は、体調不良を理由に4日から休暇中で、15日付で総務部に異動。
市は監督責任を問い、当時の所属長の児島支所長(59)と、直属上司の三宅英邦副市長(63)を文書による厳重注意とした。
浅野憲次・総務局長は「市民の模範となるべき行政マンが、大変申し訳ないことをした」としている。
ソース 2011年6月30日13時34分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110630-OYT1T00026.htm?from=main7