橋下知事、苦境に? 咲洲庁舎の併用 負担960億円 シェアする
大阪府の橋下知事、南港の咲洲庁舎をめぐって苦境に立たされるかもしれません。
先日、本庁舎の全面移転を断念した橋下知事ですが、今後2つの庁舎を併用すると財政負担は
およそ960億円にものぼることがわかりました。
南港の咲洲庁舎を巡っては専門家が耐震性の問題を指摘したため、橋下知事は先月、本庁舎の
全面移転を断念。
当面は、第2庁舎として活用する方針です。
しかし、府の試算ではこのまま2つの庁舎を併用し続けると耐震補強費や維持管理費などが2重に
かさむため、財政負担は今後30年で総額964億円に膨らむということです。
もともと橋下知事は本庁舎を耐震補強するよりも咲洲へ全面移転した方が安いとして移転を推し
進めてきましたが、結果として膨大な費用がかさむことになりそうです。
「こんなこと言い出したら言い訳になるかもしれないが、自然災害だけは分らない。購入時においては
その時に得られるデータにもとづいて、最善の判断をしたつもり」(大阪府 橋下徹知事)
秋のダブル選を前に反橋下派にとってはかっこうの追及材料となるだけに、9月議会で知事の責任が
厳しく問われそうです。
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110906175000491541.shtml