米政府は、ドイツ銀行がリスクの高い数千もの住宅ローンについて、
米政府の住宅ローン保証プログラムの資格を得られるよう「繰り返し虚偽の説明をした」とし、
10億ドル(約809億円)を超える賠償を求めて同行を提訴した。
米司法省が3日、ニューヨーク市マンハッタンの連邦裁判所に提出した訴状によると、
ドイツ銀行とその子会社モーゲージITは
ローンの借り手がデフォルト(債務不履行)のリスクに直面することはないと虚偽の言質を与え、
米住宅都市開発省(HUD)の連邦住宅局(FHA)による住宅ローン保証の資格を得ていた。
司法省は、ドイツ銀とモーゲージITが借り手の収入や信用度の分析を求めているHUD規定を
「甚だしく」違反することで、問題のあるローンを隠ぺいしていたと指摘。
モーゲージITは1999年以降3万9000余りのローンについて、FHAの保証対象として承認し、
こうしたローンが「再販で高い需要を得られる」ようにしていた。
このうち、1万2500のローンはデフォルトに陥った。
訴状では「ドイツ銀行とモーゲージITはこうした政府保証付き住宅ローンの再販により利益を得た一方、
米国の住宅所有者はデフォルトや立ち退きに直面しているほか、米政府は数億ドルもの保険金を支払った上、
今後も数億ドルの支払いが見込まれている」としている。
ドイツ銀はモーゲージITを2007年1月に4億2900万ドルで買収し、翌年には事業を閉鎖した。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=a6KJuk1nzWr8 米ゴールドマン・サックス・グループが住宅ローン関連証券について顧客に虚偽の情報を提供したとする上院の報告書が、
米司法省と米証券取引委員会(SEC)に正式に付託され、両機関が現在この内容を調査している。
両機関に同報告書の検証を依頼した付託の書簡には、
上院常設調査小委員会のカール・レビン委員長(民主)とトム・コバーン委員(共和)が署名した。
委員長が3日、インタビューで明らかにした。
同小委は4月13日に公表した報告書で、信用危機の責任の多くは、
投資家を高リスク証券取引に誘い込み数十億ドルの利益を上げた大手金融機関にあると結論付けた。
司法省とSECによる調査は、弁護士やロビイスト、PR専門家を雇って同小委の2年間にわたる調査を注意深く見守り、
調査の結論から生じる議論を抑えようと努めてきたゴールドマンにとって痛手となる。
コバーン委員の報道官ジョン・ハート氏はコメントの要請に対して返答していない。
SECのジョン・ネスター報道官はコメントを控えた。
カリフォルニア大学デービス校のロバート・ヒルマン法学部教授によると、
上院による正式な付託は、当局にこの問題の調査を最優先するよう促すことになるため、
「象徴的なジェスチャーをはるかに超えるものだ」という。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=ae.ZVzT1W42Y ドイツ銀は提訴で、GSは調査中ね...
投資銀行なんて潰しちまえバカ。