ネットで少女たちを脅迫した上、性的な行為を強要していた男が、3年という短い
刑期を終え11日に出所することが分かった。
40人以上の少女たちに、ウェブカメラの前で性的行為をするよう命じたかどで
投獄されたのは、キングストン出身のマーク・ゲイリー・ベッドフォード(26歳、写真上)。
大学で情報科学を学んでいたベッドフォードは、
以下のような巧妙かつ悪質な手口で少女たちを罠にかけていた。
まず、ベッドフォードは少女たちの集まりそうなチャットルームに入室すると、若い
女性になりすましてターゲットとチャットを開始。当たり障りのない会話をしながら、
さりげなく相手のパスワードのヒントを聞き出した。
そうしてうまくターゲットのアカウントに侵入すると、
今度はターゲットになりすまして、連絡先に登録されていた他の少女たちとチャット。
会話の中で、相手にウェブカメラをつけさせると、胸をチラ見せするよう言葉巧みに
誘導。チャット相手を友人の一人と思い込んでいる少女は、
画像を保存されることなど疑いもせずにベッドフォードの
魔手にかかってしまったようだ。
脅迫のネタを手に入れたベッドフォードは、態度を一変。
自分が男であることを明かすと、カメラの前で自分の命じる性的行為を行うよう脅迫。
従わなければ、先ほど保存した恥ずかしい画像を両親や学校の先生に送りつけると
脅した。
こうして恐怖心から渋々カメラの前で要求に応じる少女たちの姿を、
彼は動画や画像に保存し楽しんでいたのだった。
このような経緯で、8歳の児童を含む40人以上の少女が、05年9月から06年4月までの
間に、ベッドフォードの犠牲になった。被害はカナダだけでなく、海外在住の
少女たちにも及んでいた。
オンタリオ州警察の捜査官によると、ベッドフォードは少女たちに「非常にワイセツな
行為」を披露するよう命じており、中には犬とセックスするよう脅された
少女もいたという。
「ベッドフォードに不適切な行為を強要され、
少女たちが恐怖におののいている様子が(動画などから)見て取れました。
彼女たちの絶望感や無力感に満ちた表情は、今でもはっきりと覚えています」
最終的にエドモントン在住の10代少女二人が警察に被害を届け出たことで、事件が発覚。
国際捜査の結果、06年7月にベッドフォードは逮捕された。
72件の訴因で起訴されたベッドフォードだが、
司法取引の結果、10件の有罪を認めることで、懲役3年という寛大な判決を勝ち
取ることに成功。10件の訴因には、獣姦の強要や、不正ななりすまし、児童ポルノ
製造、恐喝、嫌がらせなどが含まれていた。
捜査官によると、ベッドフォードは全く反省の色を見せていなかったという。
「彼は自分が悪いことをしたとは思っていなかったので、この先が不安だ。
この男のせいで、ひどい経験をした少女が40人以上もいるというのに。
・・・一生、傷を引きずる子もいるだろう」
被害にあった10代少女の一人は、この事件がきっかけで学校を中退し、数回自殺を
試みたことを法廷で証言している。
今後ベッドフォードは、14歳未満の児童とオンラインで接触することを禁じられている。
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