2009年に自殺した韓国女優、チャン・ジャヨンさん(享年29)
が、生前に書いた「性接待」の実態を暴露した手紙をめぐり、実際にチャンさんを
陵辱した人物の実名リストが流出するなど事件は波紋を広げている。
韓国芸能界の“性”の実態は、いったいどうなっているのか。
スポンサーやマスコミ幹部らの“悪魔”への性接待を強要されていた彼女が
怨念をこめた手紙は約50通、250枚。31人に対し、100回の
接待をさせられたと綴っている。
「私に接待させた男たちは悪魔だ」「必ず復讐してほしい」と、
まさに苦界からの叫びだ。
「チャンさんの所属事務所にはワインバー、パーティールームからシャワー室、ベッドま
であった。“性接待”の現場は、まるでキーセンパーティーを彷彿させる」
(韓国事情にくわしい風俗ライター)
現在、韓国ではキーセンパーティーに代わり、ルームサロン形式のホステス接待が
知られている。企業の役員ら31人を相手に100回の“性接待”ともなると女優とは
名ばかり。実態は、性接待の高級ホステスだったとみられる。
「彼女は手紙で『私は遊び道具に過ぎない』と訴えている。とくに芸能界で、
男尊女卑が長くつづいていた韓国では、一部のプロダクションで、『女は道具』
という考えが根深く残っていたようです。捜査の進展によっては、
仕事とバーターの接待だけではなく、営業目的の接待の疑いも出てきます」
(芸能評論家の肥留間正明氏)
華やかなイケメンの俳優やK−POPの陰で泣いているタレントも未だにいるのか。
「この10年で韓国のプロダクションは、ずいぶん近代化されたが、古い体質の
芸能界も混在する。食費から宿泊費まで面倒をみて育ての親、
恩人に逆らえない絶対服従の世界があります。
チャン・ジャヨンさんのように美人で脇役出身というのが、
一番厳しい立場かもしれません」(韓流ライター)
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20110311/enn1103111609018-n1.htm