米航空宇宙局(NASA)マーシャル宇宙飛行センターのリチャード・フーバー博士が、
地球外の微生物とみられる化石を隕石(いんせき)の中に発見したと、
4日の専門誌「ジャーナル・オブ・コスモロジー」電子版に発表した。
ロイター電によると、生命が地球外で生まれ、彗星(すいせい)などによって運ばれてきた可能性を示すが、
論争は必至で、同誌は多数の研究者に検証を呼びかけている。
フーバー博士は、アフリカなどで採取された隕石3個の断面を電子顕微鏡などで調べ、
原始的な生物の藍藻類に似た構造の痕跡を発見したという。
痕跡には、生命を形作る基本元素のうち、炭素は豊富だが窒素がほとんどなく、
同博士は「太古の時期に抜けてしまった」と推測している。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110307-OYT1T00500.htm?from=top