伝説の裏ビデオボックス

1 ： ◆V3/DONjiko ＠変態仮面V69φ ★：2011/03/06(日) 16:28:20.77 0

駅前の繁華街に乱立するビデオボックス。
防音設備を備えた個室でアダルトDVDが見られるとあって、連日にぎわいを見せている。
そんななか、なんとモザイクなしのアダルトDVDを置く店もあるとか。AVマニアのK氏がこう話す。

「繁華街の路地裏で、裏DVDを見せてくれるビデオボックスが今も人知れず営業を続けています。
通称“裏ビデボ店”。完全に違法ですが、今では私のようなマニアが集う場所にもなっています」

さっそく、K氏に教えてもらった都内某所の雑居ビルに行ってみると、確かにそれらしき店があった。
地下へと続く薄暗い階段を下り、店の扉を開けると初老の店主に声を掛けられた。

「いらっしゃい。初めての客？最初に見たいヤツを選んで」

この店は、選んだDVDを店内に設置された個室で鑑賞するシステム（2時間千円～）。
一般ウケする「女優」「素人」より、「盗撮」「レイプ」「レズ」といったマニア向けの作品が多いのも特徴だ。

「盗撮モノがオススメだよ。マニアが『これはホンモノだ！』って絶賛してたから。洋式便所だけど、
●リーグの女子選手のトイレ盗撮もあるよ」

そんな危ういブツまで……。記者はパッケージに『初裏』と書かれた女優モノのDVDを選び、個室に入った。
だが、薄いベニヤで仕切られただけの個室。
隣室からズボンのジッパーを下ろす音からオナホールを装着する音まで聞こえてくるではないか！
すぐにヘッドホンを装着。音量最大で再生ボタンを押すと、ベッドシーンが流れ始める。
数分後、男優がパンティをずり下ろしてもモザイクは出てこない。
そしてカメラが女優の股に寄った瞬間、画面いっぱいにアソコが映し出された！

「3枚2千円でコピーもできるよ。1万円くれたら何枚でも焼いてあげる」（前出・店主）
ちなみに裏DVDは見る分には合法だが、「販売目的で購入・所持すると違法」（警視庁）。

この店も完全にアウトだ。そんな危険な裏ビデボ店にやって来る客は40代以上の中高年がメイン。
最近は不況で小遣いが削られ、フーゾク店に行けなくなった人の駆け込み寺にもなっているという。

店主がこう語る。

「表も裏も含めて、ウチがビデオボックスの先駆けだよ。30年ほど前、日本初の裏ビデオ作品『洗濯屋ケンちゃん』
が登場したのをきっかけに店をオープンしたら、『ついにマ●コが見られる』って店前に行列が200mもできてね。
その後は連日、満室状態。一日で100万円近く売り上げる日もあったよ。今も当時の客で通い続けてくれる人もいる」

なんと、30年以上も前にオープンしていたとは！　違法なのに、今まで警察に摘発されることはなかったのか？

「オープンから10年間は何も言われなかった。新しい業態だから、捕まえるべきかどうかよくわからなかったんだよ。
それが、都内に6店ほど構えた頃、雇った女のコに1回1500円で手コキやらせたりしてたら捕まった。目立ちすぎてね」

さらにビックリなのは、店主は刑務所を出ては裏ビデボ店を再開するという行為を繰り返し続けてきたことだ。

「オレは前科3犯。また明日にも捕まるかも（苦笑）」

そんなことを陽気に話す店主だが、“ネット化”の波には逆らえなかったようだ。

「動画配信には太刀打ちできないね。月数千円で見放題だし、それをダウンロードした裏DVDを安価に販売する輩も
増えた。今じゃ1枚200円から300円まで価格が暴落してる。今の俺の月収なんて居酒屋のバイトほどしかないけど、
毎週60本ほど入る新作を心待ちにしている常連客もたくさんいる。彼らのためにも営業し続ける意味があるんだよ」

“風前の灯”ながら、伝説の裏ビデボ店は今日もひっそりと営業を続けている。

http://wpb.shueisha.co.jp/2011/03/05/2921/