前原氏はかねて北朝鮮と親密な関係を指摘されてきた。
2度も訪朝しており、北朝鮮に工場を持つ地元・京都の織物会社の誘いで平成11年
6月に2度目の訪朝をした際は国会中にもかかわらず約1週間も滞在。「よど号」ハイ
ジャック犯4人とも会談した。前原氏は「ホテルの玄関で偶然会った」と釈明するが、
不自然さは否めない。
この際、通訳として同行した女性と特に親密だったとされ、2人の親密な写真は
北朝鮮から流出、公安当局も入手したという。
「女性とまるで恋人のようにしている写真だった」。複数の政府高官はこう証言する。
15年3月に労働関係誌に掲載された講演録では、前原氏は「私の国会での質問の
ネタは基本的に在日の方からいただいている」と明かしている。
安倍晋三政権では北朝鮮への経済制裁を強く批判し、重油支援実施を求めた。拉致問題
よりも国交正常化を優先させるよう力説し、拉致被害者に冷淡だった。献金問題を聞き、
拉致被害者家族は漏らした。
「やっぱりそうだったのか。きちんと追及し、はっきりさせないといけない」
前原氏は4日夕の記者会見で「事務所ではなくすべて私の責任だ。申し訳ない。全体
をよく調べた上でどのように判断するか決めたい」と語ったが、自らの進退には言葉を濁した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110305/stt11030501040002-n2.htm