27日午前4時前、浦添市でミニバイクに乗った男性をひき逃げして死亡させたとして、
55歳のアルバイト新聞配達員の男がひき逃げなどの疑いで逮捕されました。
男の呼気からは基準を超える濃度のアルコールが検出されており、
警察は飲酒運転の疑いでも調べています。
逮捕されたのは、
那覇市銘苅に住む琉球新報のアルバイトの新聞配達員、我喜屋充容疑者(55)です。
警察によりますと、我喜屋容疑者は、きょう午前4時前、浦添市前田の県道の交差点で、
ミニバイクを運転していた那覇市首里石嶺の介護士、田場盛路さん(35)を軽ワゴン車ではねて、
そのまま逃げたとして、ひき逃げなどの疑いが持たれています。
田場さんは病院に運ばれましたが、頭などを強く打っていて事故からおよそ5時間後に死亡しました。
警察は、事故を目撃して軽ワゴン車を追跡したタクシー運転手の男性からの通報で、
現場から3キロ離れた勤め先の新聞販売店にいた我喜屋容疑者を見つけ、その場で逮捕しました。
調べに対し、我喜屋容疑者は、「何かにぶつかった感じはしたが、事故を起こしたとは思っていなかった」
と話し容疑を否認した上で、「前の日に酒を飲んだ」と供述しているということです。
我喜屋容疑者からは、基準を超える濃度のアルコールが検出されており、警察では飲酒運転の疑いでも調べています。
新聞配達員が逮捕されたことについて、琉球新報社は、琉球新報社は、
「弊社と取り引きのある販売店のアルバイト配達従業員が起こしたひき逃げ死亡事故は、
社会規範を大きく逸脱した言語道断の行為であり、弊社としては、販売店主を通じて、
厳正に対処いたします。被害者の方におわび申し上げ、ご冥福をお祈りいたします。
このようなことが再び起きないよう、社会ルールの順守をいっそう徹底して参ります」とするコメントを出しています。
ソース:NHK沖縄県のニュース 02月27日 09時32分
http://www.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5094325701.html