和水町は15日、町の公金約200万円をだまし取ったとして10日付で
健康福祉課の浦部裕樹主事(25)を懲戒免職にしていたと発表した。
13日にあった町の祭り「戦国肥後国衆まつり」への影響を考慮し、発表を控えていたという。
町によると、浦部主事は昨年12月〜今年1月、中学3年までの医療費自己負担分を
町が支払う制度を悪用。同制度の医療費助成金名義で知人の口座に1回あたり
約50万円を振り込み「振込先を間違った。返却してほしい」と言って金を受け取り自分の
借金返済に充てていたという。1回あたりの振込金額が大きいことに会計係が気付き発覚した。
処分発表が遅れた理由について徳永宣久総務課長は「処分のことが祭り前に
知られると祭り本来の楽しみができなくなると思った」と弁明。坂梨豊昭町長も
「総合的に考えて判断した」と述べ、発表時期に問題はなかったとの認識を示した。【遠山和宏】
ソース:毎日新聞 2011年2月16日 地方版
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20110216ddlk43010521000c.html