公務時間内の応援示唆 河村市長「議会変える」
名古屋市長選で再選された河村たかし市長は7日、市役所で会見し、市民税10%減税などの
3大公約は「圧倒的な支持を得た。何としてもやり抜く」と表明した。住民投票で解散した市議会の
出直し市議選では自派候補の支援に全力を挙げ、公務時間内でも選挙応援に出向くことはあり得ると
述べた。
地域委員会の全市への拡大、議員報酬の800万円への半減を含む3大公約は「なるべく早く条例案や
予算案を議会に提出したい」と話した。
3月13日の投開票が決まった市議選に関し、公務時間内の選挙応援の可能性を問われ「そういうことも
出てくる」と発言。「民意が求める減税を否決する議会を変えることも公務」と説明した。
特別職の市長に勤務時間の規定はないが、これまでは公務と政治活動を区別するため平日の日中は政治活動を
なるべく控えてきた。
河村市長は次の市議選を、昨夏に始まった市議会解散請求(リコール)の総決算と位置付ける。市議選への
入れ込みぶりを隠さないが、新年度予算案を編成する大事な時期。市幹部は「公務に支障がない範囲でやって
いただきたい」と複雑な表情を見せている。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011020802000167.html