日本サッカー選手として初めて、欧州王者インテル・ミラノに所属した日本代表デ
ィフェンダー長友佑都選手。スポーツ紙が長友選手の動向を連日大きく扱い、注目を浴
びる中で、掲示板「2ちゃんねる」では、「長友の太鼓が凄い!」という意外な事実で
盛り上がっている。
長友選手は愛媛県西条市出身で1986年9月12日生まれ。女の子にモテたくて小学一年
生からサッカーを始めた。高校はサッカーの名門福岡県の東福岡高校を選び、明治大学
に進んだ。明大でサイドバックのポジションになってから才能が開花。FC東京に加入
し2008年の北京オリンピック、10年はW杯代表となる。10年はセリエAのチェゼーナで活
躍し、11年1月にインテル・ミラノに電撃移籍した。
「2ちゃんねる」にまとめサイトも登場
「2ちゃんねる」で「太鼓でも一流だった長友」などと騒がれたのは2011年2月に入
ってから。2月3日には「『長友の太鼓がすごい!』と5年前に2chで話題になってたのが
発見される」というまとめサイトも登場した。
発見されたというカキコミは、06年1月15日に立てられた「大学サッカー統一スレ
その10」にある、
「明治はやたら応援のドラムのリズム良かったな。アレ本当に控え部員か?」
「あんなリズミカルな太鼓叩き、J以外で初めて聴いたwww。思わず身を乗り出
して、明治応援団を見てしまったw」
というもの。太鼓を叩いていたのは長友選手に間違いない、というのだ。
検証は進み、FC東京時代の自己紹介に、
「(明治大学)1、2年生の頃は、ケガなどで試合に出場できない事が多く、試合の時
は必ず太鼓を叩くのが僕の使命でした」
という記載を見つける。さらに、大学生時代の太鼓を聞いたことがある、と書かれた
ブログを探し当てる。
そのブログは09年6月6日付けで書かれたものだが、中身は06年の春の出来事。太鼓
を聞きに行ったきっかけは「2ちゃんねる」で「明治の太鼓がもの凄い」と盛り上がっ
ていたからだという。
このブロガーがサッカー場に行き、太鼓を叩いている人物を見た。股に太鼓を挟
み、イスに腰掛け、両手にバチを持って、まるでドラムを演奏しているかのようだっ
た。一瞬で太鼓演奏者のファンになり、話しかけ、言葉を交わすまでになった。明大サ
ッカー部の控え部員で、プレーの中心的存在になるのは無理だろうと思っていた。
その年の9月「明治の太鼓が試合に出てるらしい」という噂を聞く。スタメン出場し
ていて、「12 長友佑都 東福岡高校出身 2年」と紹介された。
「あの太鼓、実はレギュラーとか狙える選手だったんじゃん!」
それがこの時の感想だったと書いている。
http://www.j-cast.com/2011/02/04087370.html