小学生の女児の体を触ったり、女性のスカートの中を手鏡で見たりしたとして、
強制わいせつなどの罪に問われた福岡県警小倉南署の元巡査部長住吉英二被告(32=懲戒免職)に、
福岡地裁(松下潔裁判官)は31日、実刑判決を言い渡した。
量刑は、女児への強制わいせつ事件が懲役1年2月(求刑懲役2年)、そのほかの
県迷惑行為防止条例違反、住居侵入の2事件が懲役8月(求刑懲役1年2月)。
住吉被告は昨年7月、女子高生への強制わいせつ事件で懲役2年、執行猶予3年の判決が確定。
女児への強制わいせつ事件は同判決の確定前に起き、ほかの事件は確定後だったため、刑法の規定で
判決がそれぞれ言い渡された。
松下裁判官は判決理由で「法を守る意識が欠如しており、刑事責任は軽くない」と指摘した。
判決によると、住吉被告は昨年7月、福岡市東区の路上で登校中の女児に声をかけ、体を触った。
同8月、書店で20代女性のスカートの中を手鏡でのぞき、同10月には干してあった女性用下着を
見ようとアパート敷地に侵入した。(共同)
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110131-731183.html