◆「須磨海苔」チョコ発売 地元まちおこしグループ
神戸市須磨区の商店主らでつくるまちおこしグループ「須磨を西海岸化し隊」が、
地元名産の「須磨海苔」を使ったチョコレート「神戸*須磨*のりのりチヨコ」を作り、
販売を始めた。
意外な組み合わせだが、ノリの豊かな風味と塩を混ぜ込んだチョコが
口の中で絶妙の“ハーモニー”を演出。兵庫県が全国有数のノリの
生産地であることもPRする新たな土産物として期待されている。
播磨灘は栄養分が豊富に流れ込み、ノリの養殖に適している。
農林水産省によると、兵庫県の2009年の収穫量は、有明海がある
佐賀県に次ぐ2位。須磨海苔は須磨から明石にかけての沖合で
養殖されており、須磨区のノリ販売会社「河昌」が、ブランド化を
目指して売り出している。
「のりのりチヨコ」に使われるのは、12月に初摘みされた新鮮なノリ。
約7センチ四方の板チョコの片面に、黒くツヤのある焼きノリが張られる。
パリパリとした食感が楽しめるとともに、ノリのうま味が塩チョコの
控えめな甘さを引き立てる。
商品作りは、須磨海苔のPRを考えていた同グループ隊長の尾崎秀則さん(42)が
2年ほど前、韓国ノリを使ったチョコレートをテレビで目にしたことがきっかけ。
「須磨の名産品として新たに切り込める商品になると思った」という。
ただ、単純にノリを張り付けるだけのチョコレートはグループ内で不評で、
商品開発を引き受けてくれる企業も市内になかった。ノリを挟み込んだり、
混ぜたりするなど十数種類を試作するうち、塩チョコレートとの相性が
良いことを見つけて商品化にこぎ着けた。
パッケージには、須磨のキャラクター化を目指す女の子が海で遊ぶ
イラストをあしらった。名前は「チョコ」にかけて「千代子」。
「のりのりチヨコで、昨年夏の薬物事件でイメージダウンした
須磨海岸に明るさを取り戻したい」と尾崎さん。
一箱にチョコレート2枚と「千代子」のステッカー入りで、税込み525円。
JR須磨駅前の酒店「丹元商店」など須磨区内の商店で販売されている。
(若林幹夫)
神戸新聞 2011年01月27日
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0003765446.shtml 画像
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