いじめをなくそうと歌やトークで訴える「いじめバイバイライブ」が来月二十七日、
さくら市桜野の氏家公民館で開かれる。中学時代にいじめを受け、
ライブ開催のきっかけをつくった矢板東高校定時制四年の高橋望さん(18)
=同市喜連川=がスタッフとしてイベントを支える。
中学二年の時、いじめが原因で不登校になった高橋さんは、つらい心境を訴える手紙を
同市在住のシンガー・ソングライター沖井博行さん(47)に送り、
励まされたことなどから再び登校できるようになった。ライブは、「何かしなければ」
と沖井さんが市教委に働き掛けて二〇〇七年にスタートした。
県庁で会見した沖井さんは「わくわくするものが見つかれば、いじめる暇もないはず。
一人一人が何かを始めようという気になれるライブにできたら」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110121/CK2011012102000069.html