無免許運転:桐生市職員、5年間−−停職処分 /群馬
桐生市議会は15日、05年11月に運転免許を失効したまま車の運転を続けていたとして、
議会事務局の40代の男性主査を停職2カ月の懲戒処分にした。
市によると、主査は05年夏ごろ、自宅で運転免許証を紛失したが再交付の
手続きを行わず通勤などで車の運転を続けていた。今月10日、
議会事務局が運転免許証の提示を求める確認調査を行った際、無免許を申告した。
主査は今年10月10日、買い物で訪れた栃木県足利市内の国道50号を走行中、
一時停止違反で栃木県警足利署に検挙されたが、市の規則に違反して申告していなかった。
「多方面に影響を及ぼす事を考えると怖くなって言い出せなかった」と話しているという。
議会事務局は09年にも運転免許証の確認調査を行ったが、この時は主査が口頭で
免許証の有効期限を述べたため、提示を求めていなかった。この時の申告は虚偽だったという。
主査は08年4月から議会事務局で、それ以前は市長部局で勤務しており、
上司計6人が管理監督責任で訓告や注意を受けた。
同市議会の幾井俊雄議長は「法律違反をしないということは公務員として基本的なこと。
市民の信頼を損なう結果になり、心からおわび申し上げます」とのコメントを発表した。【角田直哉】
ソース:毎日新聞 2010年11月16日 地方版
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101116ddlk10040130000c.html