セクハラ・ひざ蹴り教職員、懲戒処分を非公表
滋賀県と県教委が2007〜09年度に、停職や減給などの懲戒処分にした
教職員4人について非公表としていたことが、読売新聞の情報公開請求でわかった。
部下へのセクハラ行為や生徒に対する暴行などが理由で、
ほかにも校長室のパソコンでアダルトサイトを閲覧していた校長ら、訓告・注意232件も公表していなかった。
県や県教委は非公表について、「セクハラや暴行は、被害者らのプライバシーに配慮し、
懲戒処分より軽いものは公表基準外だった」などと説明している。
開示された公文書によると、
知事部局では所属長級の男性職員が、部下の女性職員を官舎に呼んでキスを
するなどのセクハラ行為により、08年3月28日付で停職6か月の懲戒処分に。
部下の女性職員の胸を触ったり女性職員方の近くで待ち伏せしたりする
セクハラ行為を働いた男性主幹は、07年10月5日付で停職2か月の懲戒処分とされた。
一方、県教委は、
県立学校の教頭が前任校の女性職員に自分の腹を触らせたり相手の腹を触ったりする
セクハラ行為をしたとして、07年11月27日付で停職3か月の懲戒処分にした。
生徒への暴力で懲戒処分を受けたのは、県立学校の男性職員で、
過去にも生徒に暴力を振るったとして数回、文書訓告を受けた経験がありながら、
別の生徒の胸ぐらをつかんだり脇腹をひざ蹴(げ)りしたりしたとして、
県教委は09年7月17日付で減給10分の1(1か月)とした。
ほかにも校長室に置かれたパソコンでインターネットに接続、1か月間にアダルトサイトを300回以上閲覧した
県立学校の校長が、09年11月12日付で口頭注意を受けている。(高山千香)
ソース:(2010年10月9日11時37分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101009-OYT1T00254.htm