神奈川県秦野市の模型店で昨年4月に店主の増田守男さん=当時(79)=を殺害したとして、
殺人罪に問われた無職、本村健太郎被告(35)の裁判員裁判判決で、横浜地裁は14日、
被告側の無罪主張を退け、懲役18年の求刑を上回る懲役20年を言い渡した。
高橋徹裁判長は判決で「残忍な犯行で反省がうかがえず、不合理な弁解に終始している」と指摘。
「検察官の求刑は軽きに失し、受け入れがたい」とした。
弁護側は「被告が犯人という証明が不十分」と主張。たとえ事件に関与したとしても抗うつ剤の影響で
心神喪失状態だったと責任能力を争ったが、高橋裁判長は「着衣に被害者の血痕が相当量ついており、
被告の犯行と強く推認される。凶器を処分して隠蔽(いんぺい)するなど、完全責任能力はあった」と退けた。
判決によると、本村被告は昨年4月9日、秦野市の模型店内で増田さんの首などを刃物で刺すなどして失血死させた。
ソース:MSN産経ニュース 2010.9.14 18:42
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/100914/kng1009141903002-n1.htm