◆品川エキナカ「ディラ」スプリンクラー未整備
JR東日本が展開する大型商業施設「エキナカ」で、品川駅(東京都港区)の
一部区域でスプリンクラーが未整備になっている。
消防法上の用途区分が、スプリンクラーの設置義務のない「車両停車場」のまま
整備されたためで、専門家からは実情に即した防火体制を整えるべきだとの
指摘が出ている。
1日に約65万人の乗降客が利用する品川駅は、「ディラ」(2000平方メートル)と
「エキュート」(3800平方メートル)の二つのエキナカがある。
ディラは2001年開業し、05年にエキュートができると、総面積は
計5800平方メートルに広がった。
JR東では、エキュートには全フロアを網羅するようにスプリンクラーを
設置しているが、ディラについては1基も設置していない。
東京消防庁によると、品川駅は1983年以前に、車両停車場に指定されていた。
ディラ、エキュートの開業時にそれぞれJRと同庁で用途変更の検討を行ったが、
結局、「商業施設は駅の機能に従属する」との理由で用途の見直しを
行わなかったという。
消防法では、駅舎(車両停車場)自体には、客が乗り降りする用途だけに使う
との考えから、スプリンクラーの設置義務はない。だが、通常の商業施設の場合は、
消防設備の設置基準が厳格な「特定複合用途」に指定され、商業施設の
総面積が3000平方メートル以上なら、百貨店のようにスプリンクラーの
設置義務が生じる。
JR東では、エキュートについては「自主的に設置した」と説明。
ディラに設置していないことには、「消防の区分通りにしていたが今後、
対応を検討したい」としている。
JR東では首都圏を中心に18駅でエキナカを展開しているが、このうち用途が
車両停車場となっているのは品川駅のほか、日暮里(荒川区)、津田沼
(千葉県習志野市)、蘇我(千葉市)。この3駅では商業施設部分が
3000平方メートルを超えていない。
他の14駅は特定複合用途に指定されている。
元総務省消防庁国民保護・防災部長の小林恭一東京理科大教授(防火安全工学)は
「小規模な売店や食堂があった昔の駅舎と違い、近年のエキナカは利用客も増加し、
完全な商業施設になった。こうした駅の性質の変化に対し、消防法が対応できていない
部分もある。企業も消防当局も、実情に即した防火上の対策を講じるべきだ」と
指摘している。
◆エキナカ=駅構内の通路や改札内のスペースで商業施設を展開する事業形態の総称。
JR東によると、エキナカを含む「駅スペース活用事業」による売り上げは年約4150億円で、
全体の約15%を占める。
読売新聞 2010年9月6日14時51分
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