(CNN) メキシコ当局は30日、同国有数の麻薬密売人と言われる
米国出身のエドガル・バルテス容疑者を銃撃戦の末に逮捕したと発表した。
逮捕したのはメキシコ連邦警察とされているが、詳しい場所は今のところ明らかにされていない。
連邦警察の声明によると、2009年6月に開始した「情報活動」により逮捕に至ったという。
バルテス容疑者は有力麻薬カルテル「ベルトラン・レイバ」に参加。
ベルトランのリーダーが当局との銃撃戦で昨年死亡し、
その兄弟も逮捕されたため、バルテス容疑者がその穴を埋めていたとされるが、
同容疑者はリーダーではないとするカルテル内部の情報もあるという。
米国出身者でメキシコ麻薬カルテルのリーダーになったのは同容疑者が初めてと考えられている。
同容疑者はマネーロンダリング(資金洗浄)やコカインの流通にかかわったとして米国で訴追されている。
米当局は同容疑者が中心となり、流通量が最大に達したとみられる2005年には
週当たり100キロ相当のコカインを米国に密輸していたとみている。
米司法省は6月、同容疑者の逮捕につながる情報提供者に200万ドルの懸賞金を支払うとしていた。
ソース:CNN.co.jp 2010.08.31 Tue posted at: 12:21 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000034.html