ハンバーガーチェーン世界第2位の米バーガーキング・ホールディングス
(BKC.N: 株価, 企業情報, レポート)は、身売りを検討しており、買い手候補と交渉を行っている。関係筋が1日、明らかにした。
これより先、米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙は、バーガーキングが売却の可能性をめぐり、プライベート・エクイティ
(PE)数社と協議しており、英PEの3i(III.L: 株価, 企業情報, レポート)が取得に関心を示している、と報じていた。
関係筋はロイターに対し、買い手候補の1つに3iが挙がっていることを確認した。
バーガーキングは2006年5月に株式を公開しているが、過去にもPEに所有されていた経緯がある。TPG、
ベイン・キャピタル、ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)は2002年、
英酒類大手ディアジオ(DGE.L: 株価, 企業情報, レポート)からバーガーキングを約15億ドルで取得、現在も同社の株式を保有している。
M&A(合併・買収)が活発化するなか、PEは過去数カ月、精力的な動きをみせている。
バーガーキング、3iのコメントは現在のところ得られていない。
バーガーキングは8月、経済が低迷するなか、新年度の需要は弱いとの見通しを示しており、また主要材料である牛肉や小麦などの
価格見通しは不透明で、業績に与える影響も不確かとした。また米失業率の高止まりや一部の欧州諸国で実施されている
緊縮財政措置が、既存店売上高を圧迫する可能性があると指摘している。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-17043120100901